柄本佑、『刑事コロンボ』イメージも「古畑任三郎に寄ってはダメ」と監督指摘 意外な演出に感謝「自然となっていた」

俳優の柄本佑が30日、都内で行われた映画『木挽町のあだ討ち』大ヒット御礼舞台あいさつに、沢口靖子、源孝志監督、原作者の永井紗耶子氏と共に登壇し、秘話を明かした。

イベントに登壇した柄本佑【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した柄本佑【写真:ENCOUNT編集部】

映画『木挽町のあだ討ち』大ヒット御礼舞台あいさつ

 俳優の柄本佑が30日、都内で行われた映画『木挽町のあだ討ち』大ヒット御礼舞台あいさつに、沢口靖子、源孝志監督、原作者の永井紗耶子氏と共に登壇し、秘話を明かした。

 本作は、第169回直木賞・第36回山本周五郎賞をダブル受賞した永井氏の傑作時代小説を、実写映画化。芝居小屋の囃子が響く江戸・木挽町。ある雪の夜に起きた大事件として後世まで語り草となった見事な仇討ち。しかし、そこには誰も知ることのなかったもう一つの物語が隠されていた――。

 仇討ち事件の真相を追う田舎侍・加瀬総一郎を演じた柄本。源監督から「総一郎は刑事コロンボだからね」と明確なディレクションを受けたというと「分かりましたとは言ったのですが、とはいえ……と思っていたら、衣装合わせのとき監督から『もうちょっとコロンボっぽく』と言われて、そうなのかと思ったんです」と振り返る。

 源監督は「この映画をやらないかと原作を渡されたとき、その日のうちに読んだのですが、翌日にテレビでやっていた『刑事コロンボ』の再放送を見て、佑くんには『これだな』と言ったんです。でも細かいことを言うと、コロンボに寄せるんだけれど、(田村正和が演じた)古畑任三郎になってはダメ」というこだわりを明かす。

 実際、柄本の演技に「たまに古畑に寄ってしまうことがあった。そのときは『ダメダメ、いまの古畑になっている』と言った」と裏話を明かすと、柄本も「僕もそこまでコロンボを意識していたわけではないのですが、台本がとても面白く、自然とコロンボになっていった。でも実はみんな吹き替えで見ているから、(コロンボ役の)ピーター・フォークさんの演技というよりは、声を当てていた小池朝雄さんのイメージなんですよね」と笑っていた。

 的確な演出により、痛快な時代劇が完成した。柄本は「僕のなかでは痛快な時代劇というのが本格時代劇なのかなと。やっとそういう時代劇が帰ってきたと感じました」と満足そうな顔を浮かべていた。

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