有名なのに…実は“原作で使われてない”セリフたち ネットミームになったものも
ほとんどの人気漫画には有名なフレーズや決めゼリフがあるもの。しかし、中には広く浸透しているのにもかかわらず、実は原作でほとんど使われていなかったり、1度も登場していないセリフがあるようだ。

メディア展開がきっかけで誕生したセリフ?
ほとんどの人気漫画には有名なフレーズや決めゼリフがあるもの。しかし、中には広く浸透しているのにもかかわらず、実は原作でほとんど使われていなかったり、1度も登場していないセリフがあるようだ。
例えば『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されていた『北斗の拳』(原作:武論尊、作画:原哲夫)には、モヒカンといった奇抜な髪型をした数々の“雑魚キャラ”が登場し、「ヒャッハー」と叫び声を挙げるのが特徴と思われていた。
しかし、漫画アプリサービスのマンガほっと(コアミックス)で連載されたスピンオフ作品『北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌』(原案:武論尊・原哲夫、作画:倉尾宏)のコミックス1巻おまけページにて「原作では1度もヒャッハーって言ってない」と言及されている。初めて使われた場面は定かではないが、パチンコやスロットのアニメーションなどでは登場しているため、メディア展開後のオリジナルフレーズとして浸透したのかもしれない。
同じくジャンプ作品の『DRAGON BALL』(作:鳥山明)の主人公「孫悟空」には「オッス! オラ悟空」という有名なフレーズがあるが、原作では1度も登場していない。発端はテレビアニメシリーズで、声を担当する野沢雅子が、アドリブで「オッス! オラ悟空」と言ったところ、そのフレーズを気に入った当時のスタッフが採用。その後、次回予告の際のセリフとして使われるようになり、結果的に悟空の定番フレーズになったのだろう。
他のジャンプ作品の場合、『テニスの王子様』(作:許斐剛)の主人公「越前リョーマ」による「ふーん ○○じゃん」というセリフは、作中でよく使われるフレーズと思われている。しかし「ふーん」や「○○じゃん」は何度も使われているものの、ふたつがセットになって登場した回数は非常に少ない。
さらに、SNS上で露出の多い画像やアダルトな展開が期待される漫画に対して「ふーん エッチじゃん」というフレーズもよく使われており、ネットミームとして広く浸透している。もちろん、パロディーであり、作中で使われたことは1度もない。あまりにもネットやSNS界隈で有名になったフレーズのため、原作でも使われていると思っている人は少なくないだろう。
このように原作に登場していないにもかかわらず、広く浸透しているフレーズは多く、他にも週刊少年サンデー(小学館)の看板漫画『名探偵コナン』(作:青山剛昌)の「服部平次」による「せやかて工藤」などが挙げられる。もしかすると、みなさんが知っている有名なフレーズも、原作に出てこないオリジナルの言葉かもしれない。
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