春風亭昇太、66歳で大学卒業 「特別賞」の“副賞”は座布団10枚「東海大ネタは使える」

落語家の春風亭昇太(66)が25日、神奈川・平塚市の東海大湘南キャンパスで行われた2025年度秋学期学位授与式に出席。これまでの功績を称えられて「特別賞」を授与され、「記憶にも記録にもないので、最年長卒業生」(大学関係者)という冠も手にした。大学側は特注の座布団10枚を「特別賞」の“副賞”として贈呈。粋な計らいに卒業生から歓声が上がった。

東海大の秋学期学位授与式に出席した春風亭昇太【写真:ENCOUNT編集部】
東海大の秋学期学位授与式に出席した春風亭昇太【写真:ENCOUNT編集部】

4月から客員教授に復活「年を取った方が理解力は上がっている」とリスキリング推奨

 落語家の春風亭昇太(66)が25日、神奈川・平塚市の東海大湘南キャンパスで行われた2025年度秋学期学位授与式に出席。これまでの功績を称えられて「特別賞」を授与され、「記憶にも記録にもないので、最年長卒業生」(大学関係者)という冠も手にした。大学側は特注の座布団10枚を「特別賞」の“副賞”として贈呈。粋な計らいに卒業生から歓声が上がった。(取材:文=渡邉寧久)

 1978年に入学した東海大を、48年後に卒業した。

 2021年に同校の客員教授に就任したが、「落語家になるために4年の時に中退していますから、学生に偉そうなことが言えないんです」というジレンマから教授に相談したところ、復学をすすめられたという。卒業式直前に同キャンパスから放送したニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』でそう明かした。

 大学時代に取得していた単位を利用し、2024年10月に再入学。静岡キャンパスに通学し残りの単位を取得し、この日を迎えた。

 特別賞を授与された際には、大学側の粋な計らいで特注の座布団10枚を“副賞”として進呈された。

「(笑点の)司会になって10年ですから、10年以上は(座布団10枚は)もらってないですね」と振り返り、サプライズの贈呈に感謝。「できたら(ガラス)ケースに入れておきたいですね」と喜んだ。

 キャンパスライフについては「ずっと高座でしゃべってウケ続けたので、これ(座布団ネタ)も高座で使える。卒業証書は(卒業疑惑がもたれた元市長ように)チラ見してもらいます。当分、東海大ネタは高座で使えますね」とあらゆる体験を笑いに変える芸人ならではのこだわりを示した。

 65歳で再入学し、同級生には「笑点の人ですね」と認識されたり、卒論発表の後には同級生15人と飲みに行き飲み代の総額の半分を出したことなどを楽し気に明かした学生生活も、今日でお開きになった。

「勉強は年を取った方ができる。本当にそう思いましたね。記憶力はマイナスに近くなっているんですけど、頭の中にいろんな情報が入ってて、理解力が上がっているんです」とリスキリングの効果を強調。「講義を聞いていても本当に面白かった。年を取った方が頭に入るということがよく分かったので、ぜひ勉強してください」と、学び直しをすすめた。

 4月からは客員教授に復活し、東海大学人文学部静岡キャンパスで教鞭をとる。落語家と客員教授という二足の草鞋を履き続け、母校との縁も続く。

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