伊藤沙莉『虎に翼』完全新作で映画化 朝ドラ27年ぶりの劇場版、主演続投は史上初「まさかまた寅ちゃんとして」
俳優の伊藤沙莉が主演を務めたNHKの2024年度前期連続テレビ小説『虎に翼』が、完全オリジナルストーリーで映画化されることが28日に発表された。NHK連続テレビ小説からの映画化は『すずらん』(1999年)以来27年ぶりとなり、さらにドラマから主演キャストが続投して映画化されるのは、連続テレビ小説の長い歴史の中で史上初となる。

2027年公開…今年3月にはスピンオフドラマ放送
俳優の伊藤沙莉が主演を務めたNHKの2024年度前期連続テレビ小説『虎に翼』が、完全オリジナルストーリーで映画化されることが28日に発表された。NHK連続テレビ小説からの映画化は『すずらん』(1999年)以来27年ぶりとなり、さらにドラマから主演キャストが続投して映画化されるのは、連続テレビ小説の長い歴史の中で史上初となる。
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『虎に翼』は、24年4月から放送され、日本初の女性弁護士で、後に女性初の判事・裁判所長となった三淵嘉子さんをモデルに、伊藤演じる主人公・寅子が、志を同じくする女性たちとともに道なき道を切り開いていく姿を描いた作品。放送開始後は初回から右肩上がりで視聴率を伸ばし、配信においてもNHK歴代ドラマで最高の再生回数を記録(当時)。SNSでは登場人物に自身を重ねる視聴者の投稿が相次ぎ、毎週・毎日のようにトレンド入りするなど、社会現象的な広がりを見せた。
作品は評価面でも高く、「第62回ギャラクシー賞 テレビ部門大賞」、「第33回橋田賞」、「第51回放送文化基金賞 ドラマ部門最優秀賞」を受賞。“脚本力、演出力、演技力が光る、近年まれに見る傑作ドラマ”として、各方面から高い評価を受けてきた。
映画版では、ドラマの世界観を引き継ぎつつ、完全オリジナルストーリーを展開。ドラマでは描ききれなかった新たなエピソードや、その後の物語が時代をまたぐ壮大なスケールで描かれ、寅子は“最後の事件”に挑むことになるという。脚本はドラマに引き続き吉田恵里香氏が担当し、ドラマでチーフ演出を務めた梛川善郎氏が監督を務め、2027年の公開を予定している。
出演者、スタッフのコメントは下記の通り。
○伊藤沙莉
「まさかまた寅ちゃんとして生きることができるなんて本当に嬉しいです。今回は完全なオリジナルストーリーとなりますが、寅子が挑む最後の事件ということでドラマで描ききれなかった空白の時間が埋まるのがとても楽しみです。朝ドラ撮影時同様、吉田さんのユーモアや愛情、鋭い視点や祈りが込められた脚本を監督の梛川さんと解釈や思いを話し合いながら大切に演じさせていただきたいです」
○吉田恵里香
「映画化の話を聞き、一番に沸きあがったのは『私まだ寅子とお別れしなくていいんだ!』という心からの喜びでした。伊藤さんをはじめとする最高のキャストの皆さんと梛川さん尾崎さんをはじめとする最高のスタッフの皆さんと、朝ドラだけでなくスピンオフ・映画と新たな寅子の物語を紡げるなんて……最高って思わぬ方向に更新されていくものなのですね。それもこれも作品を楽しみ、応援してくださった皆さんのお陰です。日に日に生きづらく、平和や平等が遠のいていく世界において、エンタメには即効性がなく、できることはゼロに近しい微々たるものです。でもエンタメは誰かに寄り添う居場所になり、誰かが声をあげる力になる。そして社会に横たわる問題を打ち破る雨垂れの一滴になると信じています。公開はもう少し先ですが、まずは3月放送予定の『虎に翼スピンオフ 山田轟法律事務所』を、そして引き続き、作品の応援、よろしくお願いいたします! 寅子たちのその後の物語、きっとお楽しみいただけるはずです!」
○梛川善郎
「再び、寅子たちとの旅を始めることになりました。これもひとえに、ドラマを観て応援して頂いた皆様、共にドラマを作り上げたキャスト・スタッフのおかげです。感謝申し上げます。ドラマの時と変わらず、寅子とその家族・仲間たちの喜怒哀楽を地道に丁寧に追いかけていきます。大好きな彼らのどんな表情を見ることができるのか。私自身がわくわくしています。ドラマを作りながら伊藤沙莉さんと常に話し合ってきたことがあります。寅子がいつも口にする『はて』という台詞の意味についてです。この言葉は他者を糾弾するものではなく、一旦立ち止まり、共に考えませんかという投げかけであるべきだと。この映画がそんな『はて』となり、皆様に届くことを願っています。映画のために新たなキャストとスタッフも集まってくれました。皆で始めるこの新たな旅を、ぜひ応援してください」
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