お笑いタレントの明石家さんまが20日、メインパーソナリティーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』（午後10時）に出演。フジテレビ系でクリスマス恒例だった『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』に代わって、24日深夜に放送される『さんまのお笑い向上委員会クリスマス生放送SP』について、収録放送ではないことを危ぐした。

　さんまは冒頭、『明石家サンタ』ではなく『向上委員会』が放送されることに触れ、「普段、録画で回してるんですけども、生は危ないと思います」と打ち明けて笑いを誘った。村上ショージから「責任なすりつけられて。乗るタイプやから」と嫌な推測をされた上に「止めれますか？」と聞かれると、さんまは「笑いを優先せなあかんからな、我々の商売。そこで怒る、『ダメだ』って言う前に乗せていかなあかんから」と“覚悟”を示した。

　2019年の『FNS27時間テレビ』の『向上委員会』パートで爆笑問題・太田光が当時のフジテレビ・遠藤龍之介社長に飛び掛かる“暴走”で場を凍らせた件を回想。村上から「それもあんた乗ったんでしょう？」と言われ、さんまは「乗ったって言うか、オレが一応、止めたけど」とした。

「オレは『太田の思うつぼや』と思ったんで、『太田はまたやりやがったな』（と面白がった）。関根勤さんは『あのバカが』って怒ってらっしゃったんです」と明かして笑わせると、「それは違う意味で面白かったんですけど、今回、その流れもあるんで」と意味深にコメント。さらに、その太田暴走事件も「こいつ（村上）のせいでもある」とした。

　当時、みそ職人に扮（ふん）した村上も現場におり、樽に入った大量の本物のみそが強烈な臭いを放ち、出演者は「みそ（の臭い）を吸い過ぎて、太田もおかしくなった」と話していたとし、「原因はほとんどショージ」と主張した。

　村上は「さんまさんが（何かに）乗っかかるんは病気やからね」とやり返し、「2時間の生放送かな。普通に流れるはずないやん」と事件勃発を予想。さんまは「普通にやんねん。今のテレビ局の状況では。普通に、きれいにやらなくては大問題になるから」といい、「爆笑問題は出してませんから。なのに、太田は『出たい、出たい』って言ってるんですけど」と生放送の対策を告白した。