米津玄師、『KICK BACK』が米プラチナ認定 日本語詞曲で史上初の快挙…TVアニメ『チェンソーマン』OPテーマ

シンガー・ソングライターの米津玄師の楽曲『KICK BACK』が、アメリカレコード協会(RIAA)よりプラチナ認定を受けたことが18日、発表された。日本語詞楽曲としては史上初のプラチナ認定という快挙を成し遂げた。

楽曲『KICK BACK』が、アメリカレコード協会(RIAA)よりプラチナ認定を受けた米津玄師
楽曲『KICK BACK』が、アメリカレコード協会(RIAA)よりプラチナ認定を受けた米津玄師

ストリーミング5億回超えの世界的ヒット

 シンガー・ソングライターの米津玄師の楽曲『KICK BACK』が、アメリカレコード協会(RIAA)よりプラチナ認定を受けたことが18日、発表された。日本語詞楽曲としては史上初のプラチナ認定という快挙を成し遂げた。

 RIAAは1952年に設立され、アメリカ国内でのセールスに応じてゴールド&プラチナ認定を行う機関。2023年8月には50万ユニット以上を記録した楽曲に与えられる「ゴールド公式認定」を『KICK BACK』が獲得。そして今回、100万ユニット以上を突破し「プラチナ公式認定」を受けることとなった。

 同曲は22年に放送されたテレビアニメ『チェンソーマン』のオープニングテーマ。作詞作曲は米津が手掛け、King Gnu/MILLENNIUM PARADEの常田大希と共同で編曲を担当。モーニング娘。『そうだ!We’re ALIVE』をサンプリングしたことでも大きな話題を呼んだ。ジャケットは米津自身が描き下ろしたチェンソーマンのイラストとなっている。

 22年10月12日に配信されると、国内チャートを席巻し、配信デイリーチャートで31冠を達成。さらにSpotifyの「トップ50 – グローバル」(10月13日付)に47位でランクインし、国内アーティストとして同チャート初の記録を残した。その後も米津と常田が出演するミュージックビデオ(MV)が公開され、再生数は2億回を突破。ストリーミング再生数は累計5億回を超えるなど、世界規模でヒットを記録した。

 また、『KICK BACK』を収録した6thアルバム『LOST CORNER』(24年8月21日発売)は、全世界で同時リリースされ、Billboardの「Top Current Album Sales」「World Albums」「Emerging Artists」(いずれも24年9月7日付)でTOP50入りを果たした。日本国内では前作『STRAY SHEEP』に続き、2作連続で累計50万枚超えを達成。令和に発売された作品で累計50万枚を突破したソロアーティストは米津のみという。

 米津のコメントは下記の通り。

「『KICK BACK』が、RIAAアメリカレコード協会よりプラチナ認定を受けたということで、大変嬉しく思っております。この曲は、2022年のTVアニメ『チェンソーマン』のオープニング・テーマとして制作しました。共同編曲として、King Gnuの常田大希に参加していただいて、なんかすごく楽しかった記憶が残っています。作るにあたっても、いろいろ苦労する、試行錯誤をすることもあったとは思うんですが、喉元過ぎれば熱さ忘れるというか。今となっては、すごく無邪気に作っていたなという、いい思い出として残っていますね。

 ミュージックビデオは、奥山由之監督に撮っていただきました。なんというか、今までに誰も見たことがないような、素晴らしいミュージックビデオで。撮影は大変だったのですが、それもまたいい思い出として、いい人生の一幕だったなぁというふうに思っております。とても素晴らしい映像になって大満足です。

 今年の初め、ワールドツアーに行った時には、皆さんこの『KICK BACK』という曲で、非常に熱く盛り上がってくれて。やはり『チェンソーマン』が日本以外の国でも人気なのも合わせて、この曲が持ってる力というかエネルギーみたいなものは凄く大きいんだなということを改めて感じる機会になりました。

 そして、今年は『チェンソーマン レゼ篇』の映画が公開するということもあり、『KICK BACK』のリミックス版を、Frost Childrenに手掛けてもらいました。Frost Childrenは以前からすごく好きなミュージシャンで。リミックスの依頼を受けてくださって、初めて聴いた時、ものすごい振れ幅で1発目から最高の音が鳴っていて、非常にこう“やったー!”という気持ちで、聴いた瞬間のことを強く覚えています。初めてリミックスということをやったのですが、こんなに楽しいものなんだなということを実感しました。ありがとうございます。そちらも合わせて、楽しんでもらえたら嬉しいです」

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