テレビ東京の10月編成説明会が3日、東京・六本木の同局で行われ、10月17日スタートの連続ドラマ『コーチ』（金曜午後9時）に主演する俳優の唐沢寿明が登壇した。

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　唐沢は白髪にヒゲをたくわえ、地味なスーツ姿の役衣装で登場すると、ドラマのイメージビジュアルに目を向け「この写真は別人です」と、いきなり会場を湧かせた。「さえないオヤジでしょ」と自身の見た目をいじり、「これを唯一の売りにしていますから」と見た目のインパクトで序盤は引っ張れると笑いながら、本作は従来の刑事ドラマと一線を画すと、自信をのぞかせた。

「元からそんなに前に出るタイプではない」と言い、主演だけでなく若いキャストたちそれぞれに見どころがあるとアピール。「みんな本気でやっている」と手応えを感じている様子。若手にアドバイスをするか聞かれると「しませんよ。地味にいじめたりしてね（笑）」と冗談めかして言う場面も。芝居は「誰とやるかによって変わる。若い世代に引っ張られることもある」と言い、実際に「向き合ってやってみると、意外といい芝居になったな……」と感じることがあるとしみじみした。

　作品のタイトルにちなみ、普段コーチしていることについて聞かれ「自宅ではうちの奥さんを飼いならしていますね……そんなわけないでしょ！」とノリツッコミ。

　さらに、妻・山口智子に喜んでもらうためにしていることがあるか聞かれると「そんなの毎日やってる」と即答した。早寝早起きで掃除など家事をこなすと言い「料理だけはできないから、作ってもらう」とのことで、その代わり洗い物はすると説明。料理をしてもらったうえ、片づけまでさせるのは違うというスタンスを示しつつ、そこまでやらせたら「（妻が）キレると思うよ（笑）」と言い、会場を笑わせた。

　登壇の終わりには「歌とか歌わなくていいの？　俺がついてるぜ～♪」と一節披露。最後まで会場を盛り上げていた。

　唐沢は10月17日スタートのテレビ東京系連続ドラマ『コーチ』（金曜午後9時）で主演。ベストセラー作家・堂場瞬一氏の同名警察小説が原作で、伸び悩む若手刑事たちの元へ警視庁人事二課から送り込まれる謎の男・向井光太郎を演じる。