中村七之助が照れ笑い「一目惚れです」 妻・杏奈さんとの結婚報告…昨年の七夕に結婚指輪が完成

歌舞伎俳優の中村七之助が30日、ホテルオークラ東京で行われる結婚披露宴前に囲み取材に応じた。七之助は2024年6月に『女性セブン』で30代女性との交際を報じられ、25年4月18日に所属事務所を通じて結婚を発表していた。

取材に応じた中村七之助【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じた中村七之助【写真:ENCOUNT編集部】

プロポーズに渡したのはスリランカで買ったサファイアの石

 歌舞伎俳優の中村七之助が30日、ホテルオークラ東京で行われる結婚披露宴前に囲み取材に応じた。七之助は2024年6月に『女性セブン』で30代女性との交際を報じられ、25年4月18日に所属事務所を通じて結婚を発表していた。

ブレイク真っ只中も東京→地方移住…44歳人気女優の真っ赤な外車との愛車生活(JAF Mate Onlineへ)

 ホテルオークラ東京は父の故・中村勘三郎さん、兄の中村勘九郎さんも披露宴を行った場所。披露宴には約600人が出席する。着物姿で報道陣の前に登場した七之助は、「本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。たった今、先ほど、このホテルオークラ内の式場で神前式を執り行わせていただきまして、晴れて夫婦になりましたことを、皆さまにご報告させていただきます」とあいさつした。

 七之助によると、妻の名前は杏奈さんで、年齢は35歳。歌舞伎が好きで芸事に熱心で、三味線は名取を持つほどの腕前だという。七之助は妻のことを「杏奈」と呼んでいるといい、杏奈さんからは本名の「隆行さん」と呼ばれていると明かした。

 七之助は過去に複数の交際報道があった歌舞伎界きっての“モテ男”で、独身を貫いていた。結婚の経緯について、「僕はずっと取材の場で『結婚しないんですか?』と聞かれてきて、『結婚しない宣言』をずっとしてきました」と振り返り、「結婚しないで一生を終えるだろうと本気で思っていたのですが、よく皆さまも『タイミング』と言うじゃないですか。本当にそうだなと思いました。『運命』というよりも『タイミング』。妻もバリバリ仕事をしていた人で、『結婚しない人生を送る』と思っていたそうです。その2人が、『結婚しよう』と思ったタイミングが一致したという」と語った。

 杏奈さんの第一印象を聞かれると、「『かわいらしい方だな』というのが第一印象で。でも、“ビビッ”という、『この人と結婚しようかな』というのは、当時は全くありませんでした。流れというか、一緒にいる中で大切に思って、お互いがそういう気持ちになったので、(結婚に至ったのでは)ないかなと思っております」と説明した。

交際期間は約2年

 交際期間は「2年ちょっと」だと明かし、「妻は芸事もたくさんやっている人ですし、私たちは歌舞伎の世界に生きておりますので、2人で力を合わせてこの後の人生を進んでいける、素晴らしい女性だと思います。とても優しい妻です」と紹介。「お三味線は名取を持っているので、そのお三味線を聴いて惚れたと言ってもいいぐらいの腕前です。私と稽古も一緒にできますし、一緒になって歩んでいけるパートナーだと思います」と語った。

 また「芸に厳しく、まじめというところが一番ですね。僕が歌舞伎大好きなので、歌舞伎が好きな人じゃないと結婚は絶対できないと思ってたんですけど、その点に関しても、妻は本当にお芝居や芸事が好きな人なので、一緒になって歌舞伎の道、芸道を、歩んでいけるんじゃないかなと強く思いました」と明かした。

 報道では「七之助の一目ぼれ」と報じられているが、「そうしておいてください(笑)。はい、一目惚れです」と照れ笑い。プロポーズについては、杏奈さんの誕生日の24年4月22日に決行したという。「妻が大好きなお料理屋さんでしました。その前に、同級生たちと一緒に初めて海外旅行に行ったんです。場所はスリランカで、スリランカはサファイアが有名なんです。現地で友達に協力してもらって、スリランカのサファイアを結婚指輪にしようと思って、石だけ買ってきたんですね。(プロポーズの日は)まだ指輪にしていなかったので石を渡して、『結婚してください』と伝えました。妻は泣いてびっくりしていましが、快く『はい』と言ってもらえました」と振り返った。その後、7月7日に結婚指輪が完成し、結婚を報告した後の25年4月22日に婚姻届を提出した。

 この日は左手の薬指に輝く指輪を見せながら、「式で指輪を交換しましたが、妻が私の指に指輪をする時にですね、僕が6月の博多座公演でちょっと食べ過ぎたのか、指輪がすんなり入らなくて……途中で諦めました(笑)。そこで笑いが起きておりました」と挙式中のエピソードも明かした。

 家族や友人たちも喜んでくれたといい、「本当にびっくりするくらい、自分のことのように喜んでくれたのが一番うれしかったですね。最初に電話がかかってきたのが片岡仁左衛門さんで、『よかった、よかった、よかった』って連呼して、すっごく喜んでくださいまして……。ずっと独身だったので、『みんなに心配をかけていたんだなぁ』と気づきました」と、周りの気持ちも感じたという。

 今後、杏奈さんは“梨園の妻”として七之助を支えていく。「舞台の方も、まだ歌舞伎座のロビーでごあいさつなどはしていませんが、たぶん8月からそういうことをし始めます。私の芝居がダメだったら、『あ、あの人の奥さんか』で終わっちゃうので、妻が胸を張って堂々とロビーにいれるような、いい芝居をしなくちゃいけないなと、より強く思いました」と意気込んだ。

次のページへ (2/2) 【写真】中村七之助のウエディングフォト
1 2
あなたの“気になる”を教えてください