印税でマンション2軒購入も「億単位の損」 ローンだけで毎月100万、投資用も「半額以下に下がって」

大御所漫才コンビの西川のりお・上方よしおが26日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演。上半期ベストセラーに令和ロマン・高比良くるまの『漫才過剰考察』など芸人の著書がランクインしたことを取り上げ、のりおの過去の出版本を紹介した。

西川のりお・上方よしおの西川のりお【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】
西川のりお・上方よしおの西川のりお【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】

西川のりお「はした金にして失敗したんです」

 大御所漫才コンビの西川のりお・上方よしおが26日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演。上半期ベストセラーに令和ロマン・高比良くるまの『漫才過剰考察』など芸人の著書がランクインしたことを取り上げ、のりおの過去の出版本を紹介した。

 のりおは「(今と昔は)本の部数が違う。初版は僕らの時は最低3万から5万(部)刷ったんです。携帯(電話)もないですからね。今は初版が3000冊とか5000冊なんです。第1版、2版、3版とあるわね。例えば10万部出しますよね。実際は6万部しか売れてなくても、僕10万部分、(印税を)もらえるんですよ。刷った分だけもらえるんですよ」と裏事情を明かした。

 かつてはテレビ出演時にたびたび宣伝したというのりおは「(放送効果で)すぐに3万部ぐらい売れるんですよ」と振り返り、「そのときちょうど『笑っていいとも!』レギュラーになったときやったんですよ。1年半ほどで降ろされましたけどね。そのときに本持ってきて、(著書の)『まかせなさい―西川のりお主義』とか、『ジョーダンはよせ』とか(タイトルを)言うたら、それだけ部数が8000部とか5000部売れるんですよ。タモリさんが怒ってね、『宣伝に使うな! 印税渡せ!』とか言うて。だから、テレビで宣伝したら売れた時代なんですよ」と回想した。「今の(芸)人の(本)は、内容があります。(当時は)気楽に読める本ね」とした。

 メインパーソナリティーのますだおかだ・増田英彦が「印税すごかったんちゃいます?」と聞くと、のりおは「そこそこ。1回入るたびに何百万(円)か単位で、何百何十万(円)か」と説明した。

 のりおは「(印税の)その金でマンション買って、はした金にして失敗したんです」と告白。「もうけた分、以上に損して。いらんマンション2軒買って」と明かした。増田から「投資用とかも?」と聞かれ、「はい」と肯定。

 さらに「全部ローンじゃないですか。頭金払うたけど。毎月のローンだけで100万(円)に近い何十万。(マンションの)値段が半額以下にダーッと下がって。億単位の金をちょっと損したんですよ」と打ち明けた。増田が「その億は全部返したんですよね?」と聞くと、「はい、返しました」と即答。増田が「さすがですね」と持ち上げると、のりおは「きれいな体です」と発した。現在の住まいと、当時の購入マンションは違うとした。

「何も本のお金は身についていません」と話したのりおは、「だからやめられないんですよ、僕はこの仕事」と主張した。増田が「もう全部返したじゃないですか」と指摘すると、「返したけど、まだ老後の生活があるから」と反論。増田が「74歳ですから年金も入ってる」と言うと、のりおは「オレ来年死ぬんか!」と返した後「年金は漏れがあったから少ないのよ」とぶっちゃけた。次作について聞かれると「気力がないから。最後に1本は書きたいですけど、まだ構想はないです」と発言。増田から「またここでいろんな投資をして、もう1冊、『オレの銭かえせ!!パート2』をちょっと、芸人魂見せてください」と期待されると、「ロクな人生やないわ、そうなったら。待ってくれ。オレ最後はこつこつ生きるんや」と叫んだ。

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