コンビニ駐車場でまさかの被害、見知らぬ男性が助手席ドアを突然ガチャガチャ…「こんなん怖すぎる」

コンビニの駐車場でひと息ついていたら、恐怖体験が待っていた。見知らぬ高齢男性がドアをガチャガチャし始め、いきなり助手席に乗り込もうとしてきたのだ。運転手の女性は「無理です」と必死に抵抗。なんとかしてその場から逃れることができた。突然被害に遭い、「今でもゾッとします」。もし子どもが乗っていたら、どう対処したらいいのか……。今もモヤモヤを抱えているという。事案の詳細と注意喚起の思いを聞いた。

コンビニ駐車場で恐怖体験(写真はイメージ)【写真:写真AC】
コンビニ駐車場で恐怖体験(写真はイメージ)【写真:写真AC】

日常のリスク痛感 「やはり油断は禁物だと強く感じています」

 コンビニの駐車場でひと息ついていたら、恐怖体験が待っていた。見知らぬ高齢男性がドアをガチャガチャし始め、いきなり助手席に乗り込もうとしてきたのだ。運転手の女性は「無理です」と必死に抵抗。なんとかしてその場から逃れることができた。突然被害に遭い、「今でもゾッとします」。もし子どもが乗っていたら、どう対処したらいいのか……。今もモヤモヤを抱えているという。事案の詳細と注意喚起の思いを聞いた。

 スライドドアのファミリーカーに乗る、福岡県在住の30代女性。コンビニで買い物を終えて車に戻り、ちょうど届いていた連絡にスマホで返信していたところ、「70代くらいの男性がいきなり助手席の窓をドンとたたき、何かを叫んでいるのが見えました」。

 その男性は、暑くなってきているのにニット帽をかぶり、ふらふらと挙動不審な様子だった。買い物中から「なんだか不審だな」と感じていたという。

 たまたまドアロックを忘れていた。男性は思わぬ行動に出る。「窓越しに『後ろに誰か乗ってるかー?』といった声がうっすら聞こえた気がしますが、怖くて無視しました。今思えば、この時点でロック確認をすべきでしたが、とっさには頭が回りませんでした。すると突然、助手席のドアがガチャっと開けられ、心臓が止まるほど驚きました」。

 男性は危ない言動を止めない。「第一声で『乗っていいか?』と言い、私は『無理です、閉めてください』と伝えましたが、なかなかドアを閉めてくれず……。『うしろ誰か乗っているのかー?』と繰り返し言っていたので、誰か乗っているか確認したかったのかもしれません」。

 女性は、おびえながらも抵抗を見せる。「恐怖のあまり、3回ほど強い口調で怒鳴るように『閉めてください!』と訴えると、『そんな怒らんでもいいやろー』と言って、ようやくドアを閉めました」。その瞬間に車のロックをかけた。男性はさらにドアをガチャガチャ開けようとしたが、すぐに車を発進させ、その場を離れることができた。けがはなかったという。

 女性はSNSスレッズのアカウント「chipi HOME いちから作るお家づくり(chipi_home.m)」に恐怖体験を報告。「全力でにげた、、まぢでドアの鍵閉まってると思い込んでた 私が馬鹿だった、、こんなん怖すぎる」。危機一髪の出来事をつづった。

 投稿は反響を呼び、「どーゆー事? 怖すぎる」「ヤバいっすね」「何があるか分からないから、もう今の時代怖すぎる」「わけわからない人が増えてますね」「逃げるが勝ちですよ」「車に乗り込んだら先ずドアロックです!」「車に防犯ブザーを車載しておくと良いですよ」など、がく然とする人が続出。

 ほかにも、「私も昔、病院の駐車場で知らないおじさんに、駅まで送ってくれと、車に乗り込まれて、無理です~と言って降りてもらい逃げました」「私は信号待ちの時にやられた事があります。『500円払うから乗せろ』って」「私はドラッグストアの駐車場に、車停めてて降りようとしたら、助手席のドアが勢いよく開いて、『お待たせ~』って知らない男の人が乗ってこようとしました。『すみません 間違えました』って急いで降りていきました。本当に間違えただけだったみたいですが、しばらくトラウマになりました」など、多くの体験談が寄せられている。

「あのまま乗り込まれていたら……と考えると、今でもゾッとします」

 危険をギリギリで回避した今回の出来事。女性は「結果的に実際に車内に入られる前にドアを閉めてもらえたこと、本当に不幸中の幸いだったと思っています。あのまま乗り込まれていたら……と考えると、今でもゾッとします。実際に乗り込まれてしまった場合、どうするのが一番いい対応だったのか、今も正解が分かりません。こうしたケースについて、専門家などから正しい対処法を教えてもらえる場があるといいなと思います」と率直な思いを明かす。

 また、「警察への通報も考えましたが、実害がないため届け出るべきなのか分からず、そのままになっています。ただ、他の人にも同じようなことをしている可能性があると思い、今もモヤモヤが残っています」。複雑な思いを抱えたままだ。

 子どもや家族が同乗していたら、さらなるリスクが懸念される。個人でできる防犯対策について改めて見つめ直したといい、「『日本だし、コンビニでちょっとだけなら子どもを車に乗せていても大丈夫』って思ってしまう人、多いと思います。私自身、そういった場面を見かけたこともありますし、ほんの数分だから……という感覚、分かります。でも今回の件で、たった数分でも怖いことが起こる可能性があるんだと、本当に思い知らされました。もし子どもだけが車内にいたら……と思うと、言葉にできないほどゾッとします」。

 そのうえで、「これからは、『車に乗ったらすぐにロック』『どんなに短時間でも、子どもを車に残さない』ということを徹底しようと心から思いました。車に乗っていても構わず乗り込んでくるような人が実際にいると考えると、やはり油断は禁物だと強く感じています。この体験が、少しでも誰かの「気を付けよう」につながればうれしいです」と、啓発メッセージを寄せた。

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