NHK『あさイチ』（月～金曜午前8時15分）でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが19日、恒例の朝ドラ受けを展開した。この日放送された連続テレビ小説『あんぱん』の第59回では、岩男（濱尾ノリタカ）が撃たれた背景が明らかになったり、嵩（北村匠海）が、飢餓で意識が遠のく際、ある人物が現れる驚きの展開が描かれた。『あさイチ』では大吉が「すごい回でしたね」と感動と驚きが入りまじったような表情で切り出し、朝ドラ受けをスタートした。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

『あんぱん』の第59回では、銃撃された岩男が、横で見守る嵩に、リン（渋谷そらじ）はよくやった、これでいいと言って息絶える様子が描かれた。その後、八木（妻夫木聡）が、リンは日本軍のゲリラ討伐で射殺された親の仇を打ったのだと説明した。リンが父の形見の銃で仇をとったと話すシーンもあった。

　その後、食料難が限界に達し、嵩はとうとう地面に倒れ込み、意識が遠のく流れに。その時、嵩の前に、ある人物が現れた。それは亡くなった嵩の父・清（二宮和也）だった。清は嵩に「こんなくだらん戦争で大切な息子たちを死なせてたまるか」と言い、「おまえは父さんの分も生きてみんなが喜べるものを作るんだ。何十年かかったっていい。あきらめずに作り続けるんだ」と語った。その後、嵩は目を覚ました。

『あさイチ』では大吉が冒頭「すごい回でしたね。今回も」と切り出すと、鈴木アナも「すごかった。いやー、ここでお父さんが、ここで……」と衝撃を受けた様子で反応した。その後、華丸が「息できなかったですね。あそこ見ている時」と語ると、鈴木アナは「本当に本当に、いやー、今週つらかったから、今日でなんかもういろいろ崩壊した感じですね。お父さんが出て」と、興奮気味に語った。

　その後、大吉が岩男の死に言及。「岩男は残念でしたけど、とりあえず『あさイチ』で引きと取りましょう。岩男君は」と語り、周囲の笑いを誘っていた。

『あんぱん』は、俳優・今田美桜が主人公・のぶを演じ、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦を描く物語。