南沙良、撮影での苦労話告白「水が苦手で浸かるのが怖い」 裏話も披露「監督に支えてもらっていた」
俳優の南沙良が8日、都内で開催された映画『愛されなくても別に』完成披露試写会・女子トークイベントに、馬場ふみか、井樫彩監督と共に登壇した。

『愛されなくても別に』完成披露試写会・女子トークイベントに登壇
俳優の南沙良が8日、都内で開催された映画『愛されなくても別に』完成披露試写会・女子トークイベントに、馬場ふみか、井樫彩監督と共に登壇した。
本作は、武田綾乃の同名小説を、日本最年少でカンヌ国際映画祭への出品を果たした井樫彩監督が映画化。毒親、虐待、性暴力など家族間で生じる問題から社会のひずみに切り込みつつ、その世界をサバイブする若者たちの清々しさと、「不幸中毒」からの脱却までを鮮やかに描く。
浪費家の母親に代わって学費と家計を稼ぐため、学校以外のほとんどの時間をコンビニでのアルバイトに費やしている大学生・宮田陽彩を演じる南。「陽彩は不安を自分のなかで安心材料にしているような子。そういう部分は自分に通じる部分があるなと思いました」と役と自身の共通点を挙げると、「クランクインする前にキャラクターに対するすごく細かい資料をいただいていたので、イメージしやすかったです」と語る。
劇中、印象に残っているシーンについて聞かれた南は「水のシーン」と挙げると、「私は水が苦手で、水に浸かるのが怖いんです」と苦笑いを浮かべると「気持ち的にも物理的にもとても怖かった。水に浮かぶことができずに沈んでいってしまうので、実は監督に支えてもらっていたんです」と裏話を披露していた。
またこの日は、6月11日に23歳の誕生日を迎える南と、6月22日に30歳になる馬場を祝って花束のサプライズが。南は「少し先なので予想外でした」と驚いた表情を見せると「とにかく体調を崩さず健康で、いろいろ新しいことにチャレンジできる1年になったらいいなと思っています」と抱負を述べていた。
最後に南は「生きるということだけで難しいと日々思っています」と胸の内を明かすと「そういう風に思っている人はたくさんいると思います。そういう方になにか届いたらいいなと思いました」と作品に込めた思いを述べていた。
なお、登壇予定だった原作者の武田綾乃は、体調不良のため欠席となった。
