【べらぼう】ピン芸人・ひょうろくがまさかの大河初出演「久しぶりの髪の毛にドキドキ」
NHKが15日までに、俳優の横浜流星が主人公・蔦屋重三郎を演じる大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の新たな出演者7人を発表した。俳優・高岡早紀がある日突然、蔦重のもとに戻ってくる母・つよを演じるほか、水樹奈々とえなりかずき、ジェームス小野田、ひょうろくの4人が大河ドラマ初出演。そのほか中川翼と高橋英樹も出演する。

蔦重と繋がっていく人々や意次の政を左右する大名ら新たな出演者7人発表
NHKが15日までに、俳優の横浜流星が主人公・蔦屋重三郎を演じる大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の新たな出演者7人を発表した。俳優・高岡早紀がある日突然、蔦重のもとに戻ってくる母・つよを演じるほか、水樹奈々とえなりかずき、ジェームス小野田、ひょうろくの4人が大河ドラマ初出演。そのほか中川翼と高橋英樹も出演する。
高岡が演じるつよは、蔦重が7歳の時に離縁し、蔦重をおいて去っていった実の母親。髪結の仕事をしていたこともあり、人たらし。対話力にはたけており、蔦重の耕書堂の商売に一役買う設定。
高岡は「大河ドラマに出演させていただくのは3回目となります。毎回毎回身が引き締まる思いと共に、私が出来る限りの想いを込めて撮影に臨むつもりです。今回は、今をトキメク俳優の横浜流星さんの母親という何とも光栄な役です!“この親にして、この子あり”と納得していただけるように、流星さんが作り上げた蔦重を、更に深みが増すように演じられたらと思います。みなさま、どうぞお楽しみに」とコメントした。
水樹奈々は元木網(もとのもくあみ)の妻で、天明期の女性狂歌師・智恵内子(ちえのないし)を演じる。湯屋の主人・元木網の妻・すめで、狂名“智恵内子”としての側面を持つ。夫とともに天明狂歌をけん引する。蔦重とは、大田南畝や夫・元木網などが参加する狂歌の会で知り合い、親交を深めていく設定。
水樹は「まさか私が大河ドラマに?!と、お声掛けいただいた時は本当にビックリしました。智恵内子は数少ない女性狂歌師で、キレがあり、ユーモアのセンス溢れる歌を詠むことで身分を超えてさまざまな人々と繋がり、娯楽の少ない時代に笑顔になれる楽しみを夫や仲間と共に生み出していました。言葉を伝える、歌で繋がり笑顔を届けることは、声優・歌手としての私の活動と繋がる部分が多々あり、とてもご縁のある役をいただき光栄に思っています。初めて尽くしで緊張の連続ですが、全力で演じさせていただきます!」と抱負を述べた。
ジェームス小野田は大田南畝らとともに活躍した狂歌師・元木網を演じる。「約40年前、米米CLUBとして奇抜なメイクと扮装で歌手デビューした当時の私に、まさか大河ドラマのオファーをいただけるとは思いもよらなかったでしょう!素顔のままでの出演です。ダジャレや皮肉といった遊び心満載の歌を詠む、狂歌師『元木網』として再び登場します。エンタメ革命を起こす蔦重や、多様なキャラの狂歌師たち。米米CLUBにも通じる要素に時代を超え親近感を抱いています。これからも、べらぼうご期待ください」とコメント。
ひょうろくは松前道廣の弟で、松前藩の江戸家老・松前廣年(まつまえひろとし)を演じる。「はじめまして、松前廣年役のひょうろくです。今回初めて大河ドラマに出演させていただきました。初めてのカツラや久しぶりの髪の毛にドキドキで臨ませて頂きました。廣年さんは江戸家老という身分が高い方で凛としてる部分がちゃんと出せたのか今でも不安です。吉原の女性に翻弄される一面もあり、撮影中“分かるなぁ”と他人事とは思えない切なさがありました。周りの演者さんやスタッフさんの凄さに圧倒されてしまいましたが、いろんなアドバイスを頂きながら自分なりに一生懸命演技させていただいてますので是非ご覧になってください」と抱負を語った。
中川翼は地本問屋の丸屋の手代・みの吉を演じる。「『べらぼう』の一筋縄ではいかない時世だからこそ生まれる人間の葛藤が繊細に描かれているところが大好きです。そして蔦重の果敢に挑戦し続ける姿に毎週勇気をもらっています。そんな素敵な作品に参加できる喜びで胸がいっぱいです。今回で大河ドラマには3度目、森下さんの作品には4度目の参加になります。再会できることを幸せに思うのと同時に成長した姿を見せていきたいと強く思います。森下さんの描く実直で純粋なみの吉という青年が皆様の心に留め置かれるよう、今出せる全力を出し切ります」と意欲をみせた。
えなりかずきはド派手な性格で権力をふるう松前家当主・松前道廣(まつまえみちひろ)を演じる。「10歳で初めてNHKに仕事で伺った際、大河ドラマ(おそらく『八代将軍吉宗』?)を撮影中のスタジオを発見し『いつかあのスタジオでも仕事をしたい!』と心に誓いました。“30年後に達成できるよ!”と、あの時の自分に言ってあげたいです。松前道廣は、名家の重圧もあったのでしょう、生まれもっての権力を最大限に行使しますが、本人にとっては”正義”であり、ちょっときつめの“指導”なのです。一生懸命演じます」とコメントした。
高橋英樹は財政が上向かない幕府の政策に苦言を呈す紀州藩主・徳川治貞(とくがわはるさだ)を演じる。「1968年『竜馬がゆく』で初大河ドラマ出演、その後9本の大河ドラマに出演をさせていただき、さまざまな歴史上の人物を演じさせていただきました。2015年『花燃ゆ』にて井伊直弼を演じ、早いもので10年が経ち、今回の『べらぼう』で記念すべき10本目の大河ドラマ出演ということになります。今回私が演じさせていただく徳川治貞という人物は、紀州徳川の殿様です。八代将軍吉宗にならい、倹約政策などを行い、和歌山藩の財政再建に尽力しました。本人は自ら綿服と粗食を望んだそうです。そのため倹約殿様と言われています。今回の大河ドラマでは、どのような人物に描かれるのか、大いに楽しみです」とコメントした。
