柴咲コウが主演を務め、遊川和彦が脚本を担当する10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「35歳の少女」(毎週土曜午後10時～)に、橋本愛の出演が決まった。橋本にとって遊川脚本の連続ドラマへの出演は「同期のサクラ」以来2度目。柴咲と同じ作品に参加するのは「dele」(テレビ朝日系、2018年)以来2度目で、同じシーンでの共演は初めてとなる。

　本作は、現代版“眠り姫”ともいえるドラマ。1995年、不慮の事故により10歳で突然長い眠りにつき、2020年に25年ぶりに目覚めた“35歳の少女”今村望美(柴咲コウ)が、すべてが変わってしまった世界に戸惑いながらも未来を生きる、主人公の“時を超えた成長物語”だ。

　橋本は、望美の妹・時岡愛美を演じる。姉の事故後、激変してしまった家族を取り巻く環境に対し、次第に「自分は姉の代わりになれない」と自らの存在意義に苦しむようになり、姉の目覚めにも素直に喜べない葛藤を抱える、といった役どころだ。また、本作では望美の初恋の相手・広瀬結人を坂口健太郎が演じる。

　出演に際し橋本は、「遊川さんの作品の真ん中にあるのは前回の作品と変わらないな、と思いました。信念とはそういうもの、素晴らしい景色をテレビの向こうに咲かせられるように頑張ります」とコメント。柴咲との共演についても「柴咲さん演じる、自分より歳下のお姉ちゃん。どんな心のやり取りが生まれるのか、楽しみです」と期待に胸を膨らませている。

　本作の大平太プロデューサーは、出演が決まった橋本に対し「『同期のサクラ』で初めてご一緒しましたが、お芝居に対する真摯な姿勢に驚かされました」とプロとしての姿勢を称賛しているほか、「姉の事故により家族を奪われ、複雑な感情を秘めた難しい役ですが、遊川さんの描く『愛美』は、とてもぶっ飛んだポップなキャラクターです。それを、橋本さんがどう受け止め、演じるかとても楽しみにしています」と期待を語っている。