“54歳”竹野内豊、人生はまだ序盤「未熟なので」 理想の大人像を明かす「本来の自分を忘れず」

俳優の竹野内豊が12日、都内で行われたJR東日本「大人の休日倶楽部」プレス発表会に出席した。

プレス発表会に出席した竹野内豊【写真:ENCOUNT編集部】
プレス発表会に出席した竹野内豊【写真:ENCOUNT編集部】

「プライベートでも人生を豊かにしていきたい」

 俳優の竹野内豊が12日、都内で行われたJR東日本「大人の休日倶楽部」プレス発表会に出席した。

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 CMのキャッチコピーが「大人はみんな、旅の途中。」にかけ、“大人”について聞かれると「子どもの頃に思い描いていた“大人”は知らないことなにもなく、あらゆる問題を難なく解決できるそんなイメージでいました。いざ、自分が大人と言われる年齢になってみると、なかなかそうはいかないなって思いますね」とした。

 30年前に俳優デビューした竹野内。これまでの歩みを振り返りながら「長く俳優生活をする中で数え切れないスタッフ、人とのご縁がありまして楽しいこと、うれしいことたくさんあったけど、苦しみを乗り越える瞬間のほうがインパクトが強い。思い通りには進めないぞっていう、厳しい旅がきっと自分には必要だったのかも。今となってはそういう経験ができたことが、本当に良かったと思っている」と回顧した。

 そして、人生の現在地を問われると「まだまだ旅の途中で、むしろ序盤なんじゃないかと思うくらいまだ未熟」と少し笑いながら告白。「日々新しい壁が生まれている感覚はありますが、乗り換え方の種類は増えてきたような感じはします」と年齢にともなって選択肢は増えたという。

 どんな大人になりたいのかという質問には「自分のことは自分が一番見えないかもしれない。今後は流れ行く日々の中で本来の自分を忘れず、自分らしい有意義な時間の使い方をしていきたい」といい、また「どうしても今まで仕事を優先した生き方を長く続けてきた。仕事以外の面で経験できていないこと、行ったことない場所も数え切れないほどある。プライベートでも人生を豊かにしていきたい」と述べた。

「大人の休日倶楽部」は50歳からの旅と暮らしを応援するJR東日本の有料会員制サービス。2005年にサービスが開始され、以降20年にわたって吉永小百合が出演するCMを71本展開してきたが、今年3月より新メインキャストとして竹野内が起用された。バトンを継いだ竹野内は「特別な使命を帯びるような感覚で身に余る光栄です」と背筋を伸ばした。

 竹野内を起用した広告は3月12日よりグラフィック広告などが駅などで展開され、新CMは3月24日より放映を開始する。

次のページへ (2/2) 【写真】「大人の休日倶楽部」プレス発表会の様子
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