増田貴久、手越祐也との楽曲『ミソスープ』も歌唱でファン涙…MC、ペンライトなしで初ソロライブ

 NEWSの増田貴久が25日、東京ガーデンシアターで自身初のソロコンサート『増田貴久 1st LIVE 喜怒哀楽』を開催した。今月12日にリリースした1stソロアルバム『喜怒哀楽』を引っ提げた東京、大阪2都市での計4公演。「喜怒哀楽」のアートワークやMVの衣装を私物でスタイリングするなど全編が増田プロデュースで、東京公演初日のこの日はMCなし、パフォーマンスだけで2時間のステージを展開した。(取材・文=水谷賀奈子)

東京ガーデンシアターに立つのは今回が初となる
東京ガーデンシアターに立つのは今回が初となる

東京・大阪で計4公演

 NEWSの増田貴久が25日、東京ガーデンシアターで自身初のソロコンサート『増田貴久 1st LIVE 喜怒哀楽』を開催した。今月12日にリリースした1stソロアルバム『喜怒哀楽』を引っ提げた東京、大阪での計4公演。「喜怒哀楽」のアートワークやMVの衣装を私物でスタイリングするなど全編が増田プロデュースで、東京公演初日のこの日は、MCなし、パフォーマンスだけで2時間のステージを展開した。(取材・文=水谷賀奈子)

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 白色のスカートスタイルでステージ中央に一人たたずむ増田。ステージは、アカペラ歌唱での『喜怒哀楽』で幕を開けた。曲のタイトル通り、あふれる感情を表現。これまでの増田が詰め込まれたかのような楽曲だ。

 第2ブロックからは、ストリングスとバンドを従えてのパフォーマンスに。『Venom』をミュージカル調の演出で力強く歌い上げた。『キャンディ』では、ギターとパーカッションのみで温かい雰囲気で会場を包みこんだ。ステージの中央だけでなく、上手(かみて)、下手(しもて)へと移動し、ファン一人ひとりに歌を届けた。

 そして、NEWSの元メンバー・手越祐也とのユニット「テゴマス」の楽曲として人気のある『ミソスープ』では、観客と声を合わせる場面も。懐かしさに、涙を流すファンの姿も見られた。

 さらに、木漏れ陽や月の光に照らされているかのような照明による演出と、弦楽の音と交わる力強い増田の歌声で披露したのは『戀(こい)』だ。ホールならではの豊かな音響にファンは酔いしれた。

自ら手がけたグッズTシャツを取り入れた衣装のスタイリングで登場
自ら手がけたグッズTシャツを取り入れた衣装のスタイリングで登場

自ら手がけたグッズTシャツを取り入れた衣装も

 後半戦に入り、黒のスウェットパーカーに赤のパンツへと衣装チェンジ。ソロ曲『Pumpkin』を約18年ぶりに披露する際には、イントロが流れただけでも会場は黄色い歓声に包まれた。

 『Girls That Dance』『Remedy』は、ダンサーチームと一糸乱れぬダンスで盛り上がりはさらに加速。歌だけでなく“踊るまっすー”で、より一層ファンの視線を独占した。

 そして、自ら手がけたグッズTシャツを取り入れた衣装のスタイリングで再び登場すると、ステージ中央には複数のマイクとDJブースのセットが。その真ん中に増田が立ち、一音ずつ足すことで、楽曲『XXX』が完成していく。増田が目の前で楽曲を作り上げる様子に会場の盛り上がりは最高潮へと達した。

 増田一人にスポットライトがあたる中、歌い始めたのは『物語』だ。途中からはステージ全体が明るく黄色の照明で照らされ、増田は会場全体を見渡し、まぶしいほどの笑顔を見せていた。

 最後の『喜怒哀楽』では、ストリングスと生バンドの演奏とともに歌い上げ、オープニングとはまた違った雰囲気に。ラストの盛り上がりに、ファンも手拍子で応え、会場が一つになったところでライブは幕を閉じた。

 約2時間のステージ。「まっすーの喜怒哀楽を引き出そう」という癒やしあり、笑いありのコーナー映像は流れるものの、MCは一切なかった。グループのライブではよく見られるペンライトとファンお手製のうちわなどの使用もなしだった。ソロだからこそ見える“アーティスト”な増田を詰め込んだライブとなった。

次のページへ (2/2) 【写真】増田貴久が全編プロデュースした初のソロコンサートのアザーカット
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