引退発表した元モー娘。道重さゆみが闘う「強迫性障害」とは 100人に1~4人が経験…過剰に手洗いなどの症状も
元モーニング娘。で歌手・タレントの道重さゆみ(35)が19日、自身のブログを更新。今夏のコンサートツアーをもって芸能界を引退することを発表した。理由としては、一昨年末の「強迫性障害」と診断され、活動を制限する中で「限界だな、と感じるようになり」などと明かしている。「強迫性障害」は100人に1~4人が生涯のうちに経験。「珍しくない病」と位置付けられている。
目標を立てると「治療が進みやすい」
元モーニング娘。で歌手・タレントの道重さゆみ(35)が19日、自身のブログを更新。今夏のコンサートツアーをもって芸能界を引退することを発表した。理由としては、一昨年末の「強迫性障害」と診断され、活動を制限する中で「限界だな、と感じるようになり」などと明かしている。「強迫性障害」は100人に1~4人が生涯のうちに経験。「珍しくない病」と位置付けられている。
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強迫性障害とは「自分でも不合理だと分かっているのに、同じ考えや行動を繰り返してしまう病気」とされている。強迫観念と強迫行為という代表的な症状があり、症状としては、汚れや細菌汚染の恐怖から、過剰に手洗い、入浴、洗たくを繰り返す「不潔恐怖と洗浄」、誰かに危害を加えたかもしれないという不安が心を離れない「加害恐怖」、戸締まり、ガス栓、電気器具のスイッチを何度も確認する「確認行為」の他、「儀式行為」「数字へのこだわり」「物の配置へのこだわり」などがある。
現状、明確な原因は特定されていないが、「ストレスや感染症、性格、生育歴」などが関係していると考えられ、治療法には、認知行動療法や薬物療法などがあり、「個々の患者に合わせて決定する」のが一般的になっている。
なお、厚生労働省の公式サイトには、家族や知人が強迫性障害になったケースの対応策で「一緒に病院に行き、病気や治療についての知識をつけ、どのように本人を援助すれば良いかを学んでおくと、患者さんも家族も気持ちがラクになります」「復学や就職、アルバイトができるようにするなど、社会的な行動に関する具体的な目標を立てると、『治そう』という動機づけがはっきりし、治療が進みやすいといわれています」などと記されている。