松重豊、遠藤憲一の「かわいい」評判に苦笑い 若手時代はVシネ共演「血みどろの殺し合いを」
俳優の松重豊が19日、都内で行われた『劇映画 孤独のグルメ』公開後舞台あいさつに遠藤憲一と2ショットで登壇した。近年、遠藤がSNSなどで「かわいい」と言われていることについて「フェーズが変わったね」と笑顔を見せていた。
『劇映画 孤独のグルメ』公開後舞台あいさつに登壇
俳優の松重豊が19日、都内で行われた『劇映画 孤独のグルメ』公開後舞台あいさつに遠藤憲一と2ショットで登壇した。近年、遠藤がSNSなどで「かわいい」と言われていることについて「フェーズが変わったね」と笑顔を見せていた。
初日舞台あいさつで『孤独のグルメ』ならぬ「孤高のグルメ」の善福寺六郎役で俳優の遠藤憲一がサプライズ出演していることが解禁された。この日の舞台あいさつは松重と遠藤という2人だけの登壇。松重は「この作品は13年間携わっていますが、街で声を掛けられると10人に1人は『孤高のグルメ』と間違えられる、今回『孤独のグルメ』を映画化する最初のシナリオ段階から、このアイデアはありました」と明かす。
さらに松重は、「善福寺六郎役は遠藤さんしか思い浮かばなかった。遠藤さんに断られたらやらないつもりだった」と語ると、松重の言葉に満面の笑みを浮かべる遠藤。2人が近づき共に笑顔を見せると、客席は大歓声に包まれる。
そんな姿に松重は「若いころはVシネマで血みどろな殺し合いをしていたのに、今はかわいいと言われている。最近フェーズが変わってきたよね」としみじみ語ると、「遠藤さんのシーンで観客をけむに巻く重要なシーン。出ていただいてすごくありがたかった」と感謝を述べる。
また劇中で遠藤が着ている衣装は、松重がシーズン9で着ていた衣装だという。松重は「昔からVシネは予算がないので、遠藤さんが着ていた衣装を僕が着回していたことがあったんです。だからお互い太れないんですよ」と笑う。
遠藤は「60歳過ぎて双子の役なんてどう?」と松重に提案すると客席からは大きな拍手が。松重は「本当にこんな時代が来ると思わなかった。遠藤さんなんて昔は通りかかると殺されそうな雰囲気だったのに……」と若かりしころのエピソードを明かして会場を笑いに包んでいた。
『劇映画 孤独のグルメ』は、シーズン10まで続いたテレビ東京系ドラマ『孤独のグルメ』の12年越しにたどり着いた劇場版。松重演じる輸入雑貨の貿易商を個人で営む井之頭五郎が、究極のスープを求めて世界中をめぐる姿が描かれる。