遠藤憲一、盟友・松重豊からの『孤独のグルメ』オファーにプレッシャー「すごく難儀でした」

俳優の遠藤憲一が19日、都内で行われた『劇映画 孤独のグルメ』公開後舞台あいさつに監督・脚本・主演を務めた松重豊と共に登壇。松重からのオファーが大きなプレッシャーだったことを明かした。

舞台あいさつに登壇した遠藤憲一【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した遠藤憲一【写真:ENCOUNT編集部】

映画内の「孤高のグルメ」善福寺六郎役

 俳優の遠藤憲一が19日、都内で行われた『劇映画 孤独のグルメ』公開後舞台あいさつに監督・脚本・主演を務めた松重豊と共に登壇。松重からのオファーが大きなプレッシャーだったことを明かした。

『劇映画 孤独のグルメ』は、シーズン10まで続いたテレビ東京系ドラマ『孤独のグルメ』の12年越しにたどり着いた劇場版。松重演じる輸入雑貨の貿易商を個人で営む井之頭五郎が、究極のスープを求めて世界中をめぐる姿が描かれる。

 遠藤が演じるのは、『孤独のグルメ』ならぬ「孤高のグルメ」の善福寺六郎役。松重が映画構想段階から「絶対やりたい」と温めていた企画だという。

 松重と遠藤は「若いころから役を取り合い、苦楽を共にした戦友」というほど親交が深い。そんな松重からのオファーに遠藤は「まっちゃんの監督作品。どんな役でも受けようと思っていたのですが、まさかまっちゃんの化身のような役。まっちゃんと言えば食べることの天才じゃないですか」と戸惑いがあったというと「僕は食べ方が上手じゃないというか下手くそ。ウソだろって思って、ものすごくプレッシャーだった」と胸の内を明かす。

 遠藤は松重がラーメンを食べているシーンのDVDを取り寄せ、懸命に研究したというが、どうしてもうまくできず松重に相談したという。しかし松重からは「普通に食べればいいんですよ」というアドバイスばかりだったというと「すごく難儀でした。そんな俺の横で普通にチャーハンを上手そうに食べるんですから」と遠藤はぼやき節。

 しかし松重は「食べる姿は(松重と遠藤が共演していた)『バイプレイヤーズ』で見ていて問題がないんですよ。それなのにずっと『大丈夫かな』って聞いてくるんです。うるさいんですよ」と笑うと「本当に自由に食べてくれればいいんです。そういう映画なんだから」とぴしゃり。遠藤は「やっぱり迷惑を掛けたくないじゃないですか」と苦笑いを浮かべながら語る、2人のほのぼのとした姿に会場からは温かい拍手が巻き起こっていた。

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