深夜番組から飛び出した女子大学生アイドルグループが1周年ライブ「こんなにライブで汗をかいたの初めて」
フジテレビ系の深夜番組『オールナイトフジコ』に出演する現役女子大学生ユニット・フジコーズが26日、東京・Zepp Shinjukuでメジャーデビュー1周年を記念したイベント「フジコーズ1st Anniversary Live 『1周年から始めましょう』」を開催した。
フジコーズ1st Anniversary Live 「1周年から始めましょう」レポート
フジテレビ系の深夜番組『オールナイトフジコ』に出演する現役女子大学生ユニット・フジコーズが26日、東京・Zepp Shinjukuでメジャーデビュー1周年を記念したイベント「フジコーズ1st Anniversary Live 『1周年から始めましょう』」を開催した。
ダイジェスト映像でフジコーズの歩みを振り返りながらデビュー曲『ウェーイTOKYO』、2ndシングル『キスから始めましょう』などこれまでリリースしてきた曲を全曲披露した。また卒業生も加わり、ファンとともに1周年を盛大に祝った。
今回は同番組の進行役でフジテレビの佐野瑞樹アナウンサーがライブの司会を担当し、フジコーズのライブパフォーマンスとダイジェスト映像の構成で結成から今日までの活動を振り返っていくスペシャルなプログラムとなった。
開場と同時にスタンディングの客席はあっという間にファンで埋め尽くされ、外の寒さが吹き飛ぶほどフロアは熱気に包まれた。場内アナウンスはメンバーの沖玲萌(おき・れもに)と小杉怜子(こすぎ・れいこ)が担当。「1周年記念ライブ、みんな声出して行けますかー!」の掛け声にファンの大きな声援で応える。
定刻の午後8時になり、舞台袖からメンバーの円陣の声が聞こえてきた。場内が暗転するとステージ正面の大きなスクリーンに『オールナイトフジコ』のダイジェスト映像が流れてきた。思い出のシーンとともにメンバー1人1人がスクリーン上で紹介され、そのたびにファンの大きな声援が飛ぶ。
セクシーな衣装でメンバーが登場するとデビュー曲『ウェーイTOKYO』からスタート。「それそれ~」などファンの定番コールでフロアとステージが一体となり、曲が終わっても歓声が鳴りやまないほどの盛り上がりとなった。
歌い終わるとステージにはフジコーズのメンバーが集結した。
1期生の沖、小杉、雨宮凜々子(あめみや・りりこ)、今井陽菜(いまい・はるな)、上杉真央(うえすぎ・まお)、鈴木心緒(すずきこころ)、高村栞里(たかむら・しおり、高ははじごだか)、2期生の入山七菜(いりやま・なな)、久木田帆乃夏(くきた・ほのか)、坂本結菜(さかもと・ゆな)、藤本理子(ふじもと・りこ、2代目リーダー)、3期生の上西萌々(うえにし・もも)、多田七帆(ただ・ななほ)、三好菜乃(みよし・なの)、山下未愛(やました・みう)の15人がステージに上がり順番に自己紹介を行った。欠席となった笠野咲藍(かさの・さくら)のパートの代理は三好が務めた。
カップリング曲も今回はフルコーラスで初披露した。2曲目に歌った『思い出泥棒』は、選抜に入れなかったメンバーで歌った曲だが、鈴木以外のメンバーは卒業してしまったため、新たに上西、多田、三好、山下が加わり、5人のパフォーマンスで楽しませた。
番組ダイジェストVTRをはさみ、2ndシングルの『キスから始めましょう』へ。沖と小杉のセンター2人のキスシーンからスタートするこの曲は、Winkを彷彿とさせる衣装と昭和の香り漂うサウンドが特徴だ。フロアは色鮮やかなペンライトが揺れる。
続けて4曲目の『僕たちのForgive』へ。金髪にイメチェンした藤本と雨宮、三好が激しいダンスパフォーマンスを見せた。
藤本は「待ちに待った楽曲の披露ということでめちゃくちゃ盛り上がってくれてありがとうございました!」とあいさつ。雨宮は「ライブでこんなに汗をかいたのは初めて」と笑顔で話し、三好は「本当にダンスが難しくて、未経験の私は『どうしよう』って感じでしたけど、みんなに支えてもらって何とかここまで披露できました」と苦労を明かすとフロアから温かい拍手が起きた。
1周年を祝うため卒業生も駆けつけた
そして5曲目の『渋谷センター街』で制服の衣装を着た卒業メンバーの友恵温香(ともえ・はるか、初代リーダー)、エブラヒミ椎菜(えぶらひみ・しいな)、佐藤佳奈子(さとう・かなこ)、出町杏奈(でまち・あんな)、松尾実李果(まつお・みりか)、和智日菜子(わち・ひなこ)、井手美希(いで・みき)、山中ありさ(やまなか・ありさ)の8人がステージに集結した。
友恵は歌い終わって「久々のステージでZEPP SHINJUKUに立たせてもらえるなんて信じられなくて、卒業生の気合いで頑張りました」とアピール。出町は「私にぴったりだと思って」と地元青森の方言でボケをかました。和智は当日声帯を痛めてしまい、声が出しにくかったため佐野アナが「無理しなくていいよ」と言うと「まあ、無理するんですけど」とすました顔を見せて卒業前と変わらないユニークなキャラクターでファンを安心させた。
選抜メンバーもステージに上がると『キスから始めましょう』の寸止めのキスシーンについて聞かれ、小杉と沖が「今日はフレンチ・キスでした」と会場を笑わせた。
ふたたびダイジェストVTRが流れた後、『Everyday,カチューシャ』(AKB48)のカバー曲を披露し、本編最後は番組テーマソングの『Friday Overnight』(ヘッドフォンの中の世界)をみんなで歌って終了した。
アンコールの歓声が鳴りやまない中、場内がふたたび暗転すると、卒業生の友恵、井手、エブラヒミ、山中が加わったオリジナルメンバーによる『ウェーイTOKYO』がスタート。この日一番の盛り上がりを見せた。続いてこちらも松尾、佐藤、出町、和智の卒業生と鈴木によるオリジナル『思い出泥棒』をパフォーマンス。歌い終わると鈴木が涙を見せた。
ラストは2ndシングルのカップリングナンバー『We’reフジコーズ』を全員で歌い、2時間を超えるイベントが終了した。
3月30日に卒業式イベントの開催が決定
リーダーの藤本が、グループを代表してあいさつした。
「今日はこんな素敵なステージに正せていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。(卒業まで)あと3か月となりました。これからもみなさんの応援が必要です。私たちに付いてきてください。引き続き『オールナイトフジコ』も見てください」
最後は全員で「私たちフジコーズでしたー」とあいさつしたステージを降りた。
今後の活動も発表され、来年3月30日にフジコーズを卒業する4年生を見送る卒業式イベントの開催が決まった。会場など詳細は、後日、番組内で発表されるとのこと。
また本公演はフジテレビ動画配信サービスFODで1月5日午後11時59分まで見逃し配信中だ。