SKY-HIがCEOを務めるBMSG初のガールズグループオーディション『No No Girls』の第11回『Ep.11 / 5th Round -I am a tiger-』が、BMSGのYouTubeチャンネルで13日に配信された。今回は5次審査本番の様子が放送され、A、BチームのうちAチームの合格者が発表された。

　同オーディションはプロデューサーにラッパーでシンガーのちゃんみなを迎え、「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」というメッセージでスタート。ちゃんみな自身が過去にガールズグループを志すも、見た目や声に対して「No」を突きつけられ、かなわなかった過去を持つ。25年1月11日には、神奈川・Kアリーナ横浜で最終審査『No No Girls THE FINAL』が開催される。

　5次審査の疑似プロ審査では、「プロが作った楽曲をプロのスタイリング・ヘアメイクでプロフェッショナルに歌いこなし、疑似的にプロのアーティストとしてステージに立つ」ことが課せられる。審査では14人を7人ずつの2チームに分け、課題曲『Tiger』と、『NG』をリミックスするクリエイティブ曲の計2曲をパフォーマンスする。

　ちゃんみなは、「歌詞も書いて振付も作って、衣装も着てメイクも考えて、みんなこの形を10日間という短い期間で作った。プロにはよくある期間です」と語り、「大変だったと思うけど、『ちゃんと準備したんだろうな』というのが、みんなの雰囲気を見ても自信に表れている」と称えた。「今からステージに立ったら、みんなが思う“プロ”って何なのかを見せてほしい。プロと（アマチュアとの）一番の大きな差は、『お金をいただいている』ってこと」と伝え、「その責任感や立場がどういうものなのか。どういうふうにお客さんに伝えるのか。私たちをどういうふうにうっとりさせるのか。みんなにかかってます」と語った。

　Aチームの『Tiger』を見たSKY-HIは、「歌のうまさとかダンスのうまさとか、そういうのを見る心を1番目のバースの間でかき消された」と驚きの表情を見せた。「パフォーマンス、表現、あなた方が持っている心を、ステージに乗っけていた。ちゃんみなが書いた歌詞を自分の言葉として、全員が自分の言葉・自分のムーブにしてパフォーマンスしているということに今気づいて、言いながら感動しています」と興奮気味に称賛した。

　またちゃんみなはAチームの『NG』を聴くと、「この楽曲をリミックスしてと伝えた時に、ラップ経験のある子はやれるかなと思っていたけど、やったことがない子もいるでしょ。その中で、このまとまりとこのアレンジ力とコレオ（振付）も皆で作って、すばらしい才能に出会えてるんだなと改めて感じるステージでした」と伝えた。Bチームの『NG』を見たSKY-HIは、「このチームすごいな」と感嘆。「バトンがキレイに回っている感じが気持ちいい。言っていることも感情も、バトンがどんどん渡っていく、体感は15秒くらい。最低でも3回くらい見せてもらわないと消化しきれない！」と絶賛した。

　審査2日後には最終審査へ進む合格発表が。今回はAチームの結果が伝えられた。ちゃんみなはAチーム全体の評価として、「一番気になったのはステージに上がった時。一歩でも踏み出したらショーマン。でもみんなはステージに入った時に『よしっ！』『フーッ！』と（声を出した）。これは絶対にやっちゃダメ」と忠告。「そういったものは裏で全部やってからステージに上がる。ステージに一歩でも踏み出したらプロになってもらう。『どこから見られても大丈夫な態度』をとってもらう、これは基本のキです」と念を押した。また「全体的にちょっとバラツキがあったかな。個人プレーっぽい感じが結構気になった」と伝え、「普段からのコミュニケーション、普段からの気遣い、普段から相手をよく知ってるかどうか。そういったものが凄く大事になる」と語った。Aチームの通過メンバーは以下の通り。

○Aチーム通過メンバー
KOKO
KOKONA
CHIKA
FUMINO
MOMOKA
YURI