市川團十郎、F1カーで「250キロ目指したい」 舞台上の新旧フェラーリには「両方とも知っているので興奮」
歌舞伎俳優の市川團十郎、長男の市川新之助が24日、東京・中央区の歌舞伎座で行われた「F1ラスベガスGPパブリックビューイベント『Live screening of the FORMULA 1 HEINEKEN SILVER LAS VEGAS GRAND PRIX 2024 in KABUKI-ZA TOKYO』」に登場し、F1日本グランプリアンバサダーに就任。囲み取材に応じた。
歌舞伎座で初のF1パブリックビューイング レース見た新之助「新幹線くらい速い」
歌舞伎俳優の市川團十郎、長男の市川新之助が24日、東京・中央区の歌舞伎座で行われた「F1ラスベガスGPパブリックビューイベント『Live screening of the FORMULA 1 HEINEKEN SILVER LAS VEGAS GRAND PRIX 2024 in KABUKI-ZA TOKYO』」に登場し、F1日本グランプリアンバサダーに就任。囲み取材に応じた。
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Formula 1(F1)は1950年に始まった世界最高峰の自動車レース。2024年は世界21か国を転戦し24レースが行われ、各レースの順位によって与えられる点数の総計によってチャンピオンを決定する。25年4月にF1日本グランプリの決勝が三重・鈴鹿で行われることから團十郎がアンバサダーに就任した。今回は歌舞伎座初となるF1のパブリックビューイングを開催。米・ラスベガスで現地時間23日午後10時に開催された『FORMULA 1 HEINEKEN SILVER LAS VEGAS GRAND PRIX 2024』を、歌舞伎座のステージに用意されたスクリーンで観賞した。パブリックビューイング前に團十郎が舞踊『延年之舞』を披露。さらに新之助とともにレーシングドライバーの佐藤琢磨を招きトークショーを行い、アンバサダー就任式も行われた。
パブリックビューイング中に囲み取材に登場した團十郎は、F1と歌舞伎のコラボに「素晴らしいですね。今、この囲み取材がなかったらずっと見ちゃってるくらい。スタートの事故もなく、すごくデッドヒートしていて」と、早く続きが見たい様子。「父(十二代目市川團十郎)がF1好きで子どもの頃に見ていたので、久々にリアルタイムで見ているのでうれしい。来年4月は鈴鹿にもお邪魔できるのでうれしい」と語った。
そして「F1と歌舞伎のコラボレーションも初めてですし、歌舞伎座で(パブリックビューイング)ということもなかなかないので、初めて尽くしなのかな。F1ファンのお客さまも多いので、『おぉ~!』みたいな歓声や拍手のタイミングとか、普段感じる歌舞伎座とは全然違うから勉強になりますね」と、いつもとは違う客層の反応に興味を示した。
今回、2台のF1カーが置かれた舞台で『延年之舞』を踊ったが、「舞台の上手(かみて)には昔のフェラーリがあって、現代版が下座にあって、時代の違いを感じますね。両方とも知っているので、興奮しますね」と語り、「親父がずっとアイルトン・セナを見てましたから。子どもの頃はF1のことは分からなかったけど、細かいことが分かれば分かるほど奥深い。おのおのの役目がすごいじゃないですか」と振り返った。「現代の、研ぎ澄まされていく技術の中で戦っていらっしゃる方々の様子を肌で感じることができる。来年4月にも拝見できる」と語り、今回のコラボが「自分の芸事への向き合い方、磨き方の刺激に現時点でもなっています」と語った。
レースを見た新之助は、「すっごい速い! 新幹線くらい速い。本当に迫力があってすごかったです」と感動。レーシングドライバーの佐藤からレーサーが座る運転席の話なども聞いたといい、「落ちちゃうんじゃないかというスピードで、怖いんじゃないかな」と想像。「僕は運転してみたくはないんですけど、乗ってみたいです」と報道陣を笑わせた。
一方の團十郎は「僕、運転してみたいです」とノリノリ。「300キロは出せないかもしれないけど、120キロくらいでやってみたいですよね、1回でいいから」と語り、「できれば250キロ目指したい」と夢を語った。