「こういうのでいいんだよ」。ドラマシリーズも人気のグルメ漫画「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎のせりふから、ネット上で“男飯”の画像が密かなミームとなっている。思わず作中の名言を口ずさみたくなるような夕食を投稿したのは、大阪在住の会社員のぬこ.指揮官（@nukocommander）さん。“万バス”を集めた夕食について、本人に話を聞いた。

「怖いか？　俺の男が本能だけで作ったような栄養バランスもへったくれもない晩飯が」

　今月2日、SNS上で話題を呼んだのは、てんこ盛りの白米と汁物代わりのインスタントラーメン、いり卵とウインナーをケチャップで和えた、いかにも食欲をそそる夕食のラインアップ。投稿は3000件を超えるリポスト、5.5万件の“いいね”を集めるなど、大きな反響を呼んでいる。

「結局これが1番うまい」「最高すぎるこれ」「これは絶対満たされる」「いくらでも食べられそう」「炭水化物×炭水化物」「ケチャップは野菜なのでOK」「ラーメンはオカズ、と言う漢気」「欲しいと思うのは体がそれを求めているから」「お腹と心が満たされればそれが最高のご飯です」など、共感の声が相次いだ。

「写真には写ってないけど、サラダ、あるんですよね？」という問いかけに、フライドポテトにマヨネーズをぶちまけた写真を上げて応答した投稿者。インスタントラーメンに具が入っていないとの指摘には、「インスタントラーメンはね、具を入れちゃいけないんだ、味が濁る。インスタントやレトルトはそのインスタントやレトルトの味が好きで買うんだから、余計な一手間で味を変えてしまってはいけないんだ」との格言も残している。

　一連の反響について、投稿者は「インスタントラーメンはスガキヤの袋麺、ウインナーは業務用スーパーの800グラム398円のものです。総額で400円ぐらいでしょうか。すごく単純に晩御飯をアップしただけです。ただそれだけで5.5万“いいね”もついて驚きましたが、平和な内容でバズってよかったです」と話している。