イモトアヤコ「人生で初めての“共感”という感情得た」 さくらももこ愛を熱弁

タレントのイモトアヤコが4日、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで行われた「さくらももこ展」のオープニングセレモニーに出席した。さくらももこにまつわるエピソードを語った。

オープニングセレモニーに登場したイモトアヤコ【写真:ENCOUNT編集部】
オープニングセレモニーに登場したイモトアヤコ【写真:ENCOUNT編集部】

「さくらももこ展」のOPセレモニーに出席

 タレントのイモトアヤコが4日、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで行われた「さくらももこ展」のオープニングセレモニーに出席した。さくらももこさんにまつわるエピソードを語った。

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 さくらももこさんの大ファンであるイモトは同作家をイメージした桃色の装いで登場。会場を見わたして「本当に大好き!」と興奮の体になり、『ちびまる子ちゃん』だったという。「アニメで見て、そのエピソードの数々があまりにも自分と同じすぎて。『あれ、これ、まる子って私だっけ?』と小学生ぐらいのときにはいつも思ってました。人生で、初めての“共感”という感情を得たのが『ちびまる子ちゃん』ですね。今思えば『これが共感だったんだ』という」と述べた。

 さくらももこ作品との出合いを問われて「最初に触れたのが『ちびまる子ちゃん』のアニメ、そして漫画。その後、小学校高学年くらいのときに、学校の朝の授業の一環で、朝の読書タイムが毎日10分くらいあった。そこで漫画ではない本を一冊読む時間があった。そこで選んだのが、(さくらももこの)エッセイの『もものかんづめ』。もうね、ビックリしましたね。『文字でこんなに人って笑えるんだ』って。それでも教科書しか本を読むことに触れてこなかった。こうやって、文章読んで、腹抱えて、『静かにしなきゃ』と思うくらい笑うっていうことがあるんだ、ということに感動しました」と語った。

 さらに、同エッセイの第1話の水虫の回に言及。「水虫。なかなか人に言えないよ~! 私、水虫ですけどね。なかなか発信しづらいじゃないですか! (水虫のエピソードが、さくらももこが16歳時の体験だったことについて)一番言いたくない時期のことを書いてくださって。女の子からするとタブーというのがあったんですけど、私も……今日は何でもしゃべろうと思ってるんですけど、実はまぁ、最近といえば最近ですね、水虫になりまして(笑)。ごめんなさいね。けっこう喫緊の話です(笑)」と告白。

 続けて「そのときに一番に思い浮かんだのが、『もものかんづめ』のこの、お茶で治すという水虫のエピソード。すぐさま試しましたね」と言い、「コットンみたいなものに緑茶を染み込ませて、患部に当てて。それを試して(笑)。さくら先生はそれで効いたみたいなんですけど、私の場合は効かず。ちょっと皮膚科に行って、お薬をヌリヌリして」と話した。

 ふと我に返ったイモトは「今、治ってますから! ただ今言うだけでも若干恥ずかしい。ちょっと変な汗かいてます。さくら先生のおかげで、ポップにできる。ちょっと落ち込みそうなことも、水虫だって言っちゃってもいいんだ、笑いになるんだ、と学びましたね」とさくらももこさんの偉大さを身に染みて感じていた。

 2022年11月に高松市美術館からスタートした同展は、まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家といくつもの顔を持ち、新しいキャラクターやエッセイを次々と生み出し続けたさくらももこさんを特集。国民的漫画『ちびまる子ちゃん』をはじめ、代表作の直筆原稿や、関東初公開のカラー原画など約300点を展示する。六本木ヒルズにおける開催期間は10月5日~2025年1月5日(前・後期制)。

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