元フジ渡邊渚さん、PTSDを患っていたことを公表 一時の記憶は曖昧に「本当にしんどかった」

元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが1日、自身のインスタグラムを更新し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを告白した。

渡邊渚さん【写真:インスタグラム(@watanabenagisa_)より】
渡邊渚さん【写真:インスタグラム(@watanabenagisa_)より】

現在は専門的な治療終了「笑顔で過ごせるように」

 元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが1日、自身のインスタグラムを更新し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを告白した。

 長い間、休養していた渡邊さんは「長く向き合ってきた病気の専門治療が、予定より少し早く終了しました。やっといろんなことが終わって、ホッとしています」とつづり、インスタグラムを更新。消化器内科・皮膚科・膠原病科などさまざまな科で治療していたことを明かした。

 またPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表。治療に特に時間をかけたことを告白した。

「PTSDとは、生命を脅かされるような出来事によって引き起こされる精神疾患です。フラッシュバックや回避・解離、過覚醒、パニック発作など、様々な症状がありました。この1年4ヶ月、生きているのが辛くて、身も心もボロボロでした。当たり前にできていたことができなくなって、大事にしてきた仕事もできなくなって、残ったのはうまく動かない身体だけ。“死んだ方が楽だった””なぜ生きなければいけないのか”をずっと考えて、この先どれだけ治療をしても痛みと恐怖からは永遠と逃れられないのではないかと毎日苦しみました」

 記憶がない時期もあったという。「退院後の日常を取り戻していく作業も、できなくなったことと向き合わなければならず、本当にしんどかったです。はじめは、友達が会いにきてくれる日を目標にそこまで頑張って生きる。スープを1センチだけでいいから飲んで何とか生きる。それがクリアできたら、自宅から徒歩1分のコンビニに5分かけて歩いて行く。それを少しずつ伸ばして、次は外でご飯を食べられるようになることが目標に。今年の5.6月は特にパニック発作がひどかったので、乗り物に乗れるのか、人がたくさんいるところに行けるのか。少しずつ距離を伸ばして、身近な人がいない状態でどこまで耐えられるのか、毎日小さな目標と実験を繰り返してきました」と治療内容についてつづった。

 現在はPTSDの専門的治療は終わったといい「やっと日常生活に不安がなくなって、笑顔で過ごせるようになりました」と記している。

 2020年4月にフジテレビに入社した渡邊さんは昨年6月に体調を崩し、同7月以降に担当番組を降板し長期療養に。8月31日に同局を退社した。

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