杏、主演映画の撮影現場で自身の子どもと「川遊びをしていた」 “隠し事”を告白

俳優の杏が8日、都内のテアトル新宿で行われた映画『かくしごと』の公開記念舞台あいさつに登壇。8年ぶりに長編映画で主演を務めた本作への思いを明かした。

公開記念舞台あいさつに参加した杏【写真:ENCOUNT編集部】
公開記念舞台あいさつに参加した杏【写真:ENCOUNT編集部】

映画『かくしごと』公開記念舞台あいさつ

 俳優の杏が8日、都内のテアトル新宿で行われた映画『かくしごと』の公開記念舞台あいさつに登壇。8年ぶりに長編映画で主演を務めた本作への思いを明かした。

 本作は、ひとつの嘘をきっかけに、それぞれの“かくしごと”が明らかになっていく、ヒューマン・ミステリー。長年確執のあった父親の認知症の介護のため、田舎へ戻った主人公・千紗子は、ある日、事故で記憶を失った少年を助ける。虐待の痕がある少年を守るため、自分が母親だと嘘をついたことで、運命の歯車が動き出す。杏にとっては2016年に公開された『オケ老人!』以来となる長編映画主演作となった。

 実生活で3人の子どもを育て、今作では母親役を熱演した杏は、観客の大きな拍手に迎えられ「初日を迎えられることができて万感の思いでございます」と笑顔。演じた千紗子については、「強い女性。少年を守りたいという思いから社会の通念をひっくり返して、私はこうするとやってのけた。衝撃のラストではあるのですが、自分だったら途中でブレーキがかかってしまうと想像しながら演じました」と語った。

 映画のタイトルにちなんで、撮影時の隠し事を披露するトークでは、「川遊びのシーンの後、本当に子どもと川遊びをしていた」と告白。「子どもたちが現場に来る日があり、移動とかで空き時間があったので、楽しい川遊びのシーンを撮った後、自分は自分でピクニックして遊んでいました」と、自身の子どもたちとの思い出を明かしていた。

 舞台あいさつには、中須翔真、奥田瑛二、関根光才監督も登壇した。

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