木村拓哉、主演ドラマ撮影開始 初日は悪天候で中断も…地域の協力強調「何としても撮影しないと」

俳優の木村拓哉が主演を務める4月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『Believe―君にかける橋―』(木曜午後9時)のビジュアル第1弾が、27日に公開された。また、3月にクランクインを迎え、撮影もスタートした。

『Believe-君にかける橋-』ビジュアル第1弾【写真:(C)テレビ朝日】
『Believe-君にかける橋-』ビジュアル第1弾【写真:(C)テレビ朝日】

第1弾ビジュアルはまばゆい光が差し込む橋の上

 俳優の木村拓哉が主演を務める4月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『Believe―君にかける橋―』(木曜午後9時)のビジュアル第1弾が、27日に公開された。また、3月にクランクインを迎え、撮影もスタートした。

 同作は、テレビ朝日開局65周年となる完全オリジナル大作。シリーズ通算視聴率で個人平均8.6%、世帯平均15.4%を記録した木村主演の大ヒットドラマ『BG~身辺警護人~』シリーズ(2018年、20年/テレビ朝日)を手がけた製作陣が再集結した。

 木村が演じるのは、大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部で部長を務める建築士の狩山陸(かりやま・りく)。建設物オタクであり、こと建築にかけては完全主義者。橋づくりに情熱を寄せ、数年前から計画が始まった「龍神大橋」の建設に主任建築士として従事していた人物。これまでさまざまな職業を演じてきた木村が、橋づくりに情熱を燃やす建築士という、自身の新境地となる役柄に命を吹き込む。

 公開されたビジュアルは、木村演じる狩山が壮大な橋の上で何かを投げている写真。まばゆい光が差し込む向こう岸に向かって、手を振りかぶっている様子が描かれている。

 さらに、3月に撮影も始動。物語のカギとなる橋のシーンで、木村がクランクインの日を迎えた。クランクイン日は強風に加え、雨やひょうも時折襲ってくる悪天候に見舞われたという。ファーストカットの場所は高所に設けられた橋の側面。しかし木村は、強風にさらされながらも一切ためらうことなく、ひょいっと足場に降り立ち、撮影チームを鼓舞した。

 途中で風速16メートルという強風と雨のため、撮影は一時中断。木村は撮影中断時のインタビューで、「地域にお住まいの方々に多大なご協力を賜っている以上、何としても必要なものはちゃんと撮影しないといけない」と語り、「悪天候で厳しい状況ではありますけど、お互いの熱量を知り合えている、慣れ親しんだ力強いスタッフと一緒なので、僕の心は豊か。『早く1カット、1カットを重ねていきたいな』というテンションを保てています」と前向きにコメントした。

 その後、奇跡的に空から日が差して雨がやみ、撮影は再開に。夕方には美しい虹も出現したという。

 以下、木村のクランクイン・コメント。

――物語の鍵となる橋のシーンで、クランクインを迎えました。今のお気持ちはいかがですか。

「この地域にお住まいの方々にとって生活の動線となる橋にお邪魔し、多大なご協力を賜っている以上、何としても必要なものはちゃんと撮影しないといけないなと思っています。悪天候で厳しい状況ではありますけど、お互いの熱量を知り合えている、慣れ親しんだ力強いスタッフと一緒なので、僕の心は豊か。『早く1カット、1カットを重ねていきたいな』というテンションを保てています。今後の撮影でも、その日やるべきことを全力でやりたいと思っています」

――『Believe-君にかける橋-』、そしてご自身が演じる狩山陸に対する思いをお聞かせください。

「橋の建設現場で生き生きとした時間を過ごしていたはずの登場人物が、なぜか刑務所に収容されるという流れの物語なので、衣装合わせでもベルトすら通してはいけない衣装が何着もあったんです。『こんなにテンションが上がらない衣装合わせは初めてだな』と思いましたね(笑)。と同時に、『この衣装を身にまとう期間を経た後、狩山の中でどんな時間が流れていくのかな』と、ますます興味が湧いてきました。そこは台本を読み進めていくにつれ、徐々に見えてくると思うので、僕も楽しみにしながら撮影に参加しようと思っています」

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