舘ひろし、30年ぶりフジ連ドラ出演 山下智久主演4月ドラマで内閣府・特命担当大臣役

俳優の舘ひろしが4月24日スタートのフジテレビ系『ブルーモーメント』(水曜午後10時)に出演することが21日、発表された。同局の連続ドラマへ出演するのは、1994年に放送された月9ドラマ『上を向いて歩こう!』以来、30年ぶり。主演の山下智久とは初共演となる。

『ブルーモーメント』に出演する舘ひろし【写真:(C)フジテレビ】
『ブルーモーメント』に出演する舘ひろし【写真:(C)フジテレビ】

山下智久とは初共演

 俳優の舘ひろしが4月24日スタートのフジテレビ系『ブルーモーメント』(水曜午後10時)に出演することが21日、発表された。同局の連続ドラマへ出演するのは、1994年に放送された月9ドラマ『上を向いて歩こう!』以来、30年ぶり。主演の山下智久とは初共演となる。

 本作は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。

 舘が演じるのは、内閣府・特命担当大臣(防災担当)の園部肇一(そのべ・けいいち)。重要閣僚も務めたこともある有力な衆議院議員。一人娘がおり、彼女の意志関係なく地盤を継がせようとして不仲な時期もあったが、自分譲りの頑固な娘に折れ、気象学者の道を歩むことを許す。園部はあることをきっかけにSDM創設に力を入れ、足かけ5年ほどかけて晴原柑九朗(はるはら・かんくろう/山下)ら精鋭を集め試験運用を開始した。

 そんな中、大規模な自然災害が発生したとの連絡がSDMへ入る。人材もそろっていない中の出動には前向きでない園部だったが、目の前の命を救うことに余念がない晴原の一言で覚悟を決め、出動を許可する。現場の最前線で奮闘する晴原や、園部優吾(そのべ・ゆうご/水上恒司)らSDMメンバーとは異なり、霞ヶ関から彼らを全面的にバックアップしている。だが、SDM慎重派の立花藍(たちばな・あい/真矢ミキ)から、チームのあり方について追及される。なぜ、園部はSDMを創設することになったのか。それは園部が、晴原と共に追い続けている謎と関係があった。

 以下、コメント全文

○舘ひろし

――フジテレビ系連続ドラマ30年ぶりの出演について。

「30年ぶり…!? びっくりですね。台本を読んで、すごくドラマチックで面白い内容だったので、ぜひやらせていただきたいと思い、受けさせていただきました。(30年前の『上を向いて歩こう!』は)初めての“月9”で、主演が西田ひかるさんと僕。野球選手の役だったのですが、実は野球をやったことがなくてちょっと自信がなかった覚えがあります。

 最多勝を何回も取ったことがある元エースという役柄だったので、なんとか乗り切っていたなという思い出があります。この作品以外にもフジテレビには思い出があって、2005年の『積木くずし真相~あの家族、その後の悲劇~』はいまだに強く印象に残っています。もしかしたら、初めてセリフを覚えて(現場に)行ったかなというくらい、すごい作品でした(笑)。プロデューサーに、“ポケットに手を入れるの禁止”と何度も言われた覚えがあって。なんでかな?と思いながらも、その通りにやってみたりしていましたね。どんどんダメになっていく役柄だったんですけど、すごく充実していたように感じます。そして、今回のドラマについてですが、SDM(特別災害対策本部)は体制にとらわれない独特の機関という部分が、すごく面白いなと思います。台本を読むだけでも、撮影は大変だろうな…と思いますが、これがちゃんとできたら、必ずや素晴らしいドラマになるなと。ワクワクしています」

――演じる園部肇一について。

「この作品全体がキチッとした、規律を重んじるようなせりふがたくさんありますが、その中でも少し斜めから物事を見ているキャラクター。ということもあり、老眼鏡という小道具を使いながら、ちょっとラフな感じの話し方ができるといいなと思っています。監督たちと相談しながらですが、老眼鏡も付けたり外したり… チャレンジしてみたいです。うまくできるかな(笑)。もしかしたら、みなさんが想像するよりもカジュアルな感じの大臣になるかもしれません。その辺もふくめて、お楽しみください」

――初共演の山下智久の印象。

「初めて共演するので、最近まで放送されていたドラマを拝見させていただきましたが、すごく目力があって、素晴らしい俳優さんだなと思います。山下くんの邪魔にならないように、そして、彼がすごくすてきに見えるようなお手伝いができればと思っています」

――放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ。

「どこまでできるかわかりませんが、台本を読んだ段階では、今までにないすごくスケールの大きなドラマになると思いました。まだどんな風になるのか未知ですが、僕自身も楽しみにしていますので、一緒に楽しみにしていてください」

○プロデュース 高田雄貴氏(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

「園部肇一は、晴原と共にSDMを正式運用させるべく、晴原が現場で奮闘、園部が中枢で奔走してきたバディ的存在になります。山下さんと並んで戦う様が絵になる俳優さんということが絶対条件の中で、とにかく真摯(しんし)な晴原に対し、柔軟さも併せ持つ園部には軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)さもほしいと考えました。そこで、小学校の遠足の帰りのバスの中で『あぶない刑事』が流れて、“なんて面白くてかっこいいんだ!”と衝撃を受けてドラマ好きになった私は、舘さんしかいない… と、ダメ元でお伺いさせていただきました。30年ぶりに弊社の連ドラに戻ってきていただけて本当にうれしく思います。また、舘さんご自身も災害復興支援に対し献身的に活動されており、そういった面でも運命的なキャスティングだと感じております。“こんな政治家がいたらいいなあ”、そう思わざるを得ないほど凜々(りり)しくてカッコいい舘さんにご期待ください!」

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