ダウンタウンの浜田雅功が19日深夜、MBSラジオ『ごぶごぶラジオ』（金曜深夜1時）で、長男でOKAMOTO’Sのハマ・オカモトと共演した。5月11、12日に開催される番組発の音楽フェス『ごぶごぶフェスティバル』（大阪・万博記念公演）でCEOを務めるものの、フェスへの知識不足の父・浜田に対し、経験豊富なハマが指南役として招かれた。ハマは遠慮なく父に『ダメ出し』を連発。いつもは強気の浜田がたじたじになる場面が相次いだ。

　番組レギュラーのライセンス・井本貴史が「知り合いのミュージシャンにめちゃくちゃ怒られたんですよ。『（フェスの中身が）決まってなさすぎません？』『もうちょっとこうやった方が良くないですか』とか」と思わせぶりに報告。浜田が「なんや！　誰や？　それ偉そうに」「それはこっちの段取りもあるやんか」と怒りの反応を示したところで、井本は「オレには決定権がない。言いたいことあんねやったら本人（浜田CEO）に言うた方が早いよって（言うたら）、『言いますわ』って。呼んでるんですよ。ラジオ今度あるから来る？って」などと返しながらハマを呼び込んだ。驚き爆笑する浜田に、「お父さん、来たよ」とハマ。浜田は「お前（井本）に偉そうに言うてたんは郁未か」と本名で呼ぶなど父の顔を見せた。

　しかし、ここからハマが主導権を握り続けた。自身がフェス出演する際、父から「小馬鹿にされてた」というハマは、「『なんじゃそら』という話をずっとしてた人が、自分で（フェスを）やると言い出したのを聞いて、なめんなよと」とピシャリ。浜田の「出てくれたら、歌うたえばええだけの話」という失言に、「気合を入れ直す」と力を込めた。浜田お気に入りのCEOの名刺を渡されても「ダサい」と一喝。フェス開催のきっかけが、実際のフェスに行きたくないとごねた浜田が、「行くぐらいだったらやろう」と言い放ったことだと知ると、ハマは「バーベキューみたいな感じ。それをやめろって」と厳重注意した。普段は見ることのできない、やられっぱなしの浜田にスタジオ中が盛り上がった。

　井本が浜田CEOのパワハラ、モラハラ被害？を訴えると、ハマは「すべての人に感謝して当日を迎えるべき」と諭した。浜田が「オレ、浜ちゃん」とスターぶりをアピールしても、ハマは「それ知らないし、それ言うとオレもハマちゃん。その攻撃は全然効かない」と簡単に反撃。フェスのグッズで浜田が「Tシャツを作りたいと思ってんねん」と声を弾ませても、「当たり前だろ、そんなもん」と一笑に付した。井本が浜田に「泣いてるんですか」とつっこむ場面もあった。

　ハマは、浜田のフェスまでの動きなどを前向きに提案した。矢沢永吉を念頭に超VIP待遇を思い描いていた浜田に対し、現場への前日入りでのチェックを厳命。CEO考案の食事メニュー、トイレにCEOのメッセージを張るなど勧めたハマは、「全方位的に血の通ったフェス」と表現してどよめかせた。

　熱弁したハマに対して、「よう来たな」と感心した浜田。最後に「（きょうは）めちゃくちゃアウェーやわ」とぼやきながら、「あんた、あの5月11日とか12日とか、どんな感じ？」とハマにフェスへの出演を公開オファー。ハマは「5月11日、12日は空いてはいるんですけども」と明かしつつ、「お父さんの（今後の）頑張り次第。この後も全部経過聞きますんで」と保留した。その後も出演者として「練習せなあかんの？」と口にした父に対し、ハマは「当たり前だ！」。後輩の前で、息子からのあまりの言われように浜田も気合が入ったようで「よっしゃ分かった。オレ必死になって絶対に（頑張るから、お前は）絶対来いよ～！」と声を張り上げた。

　また、新たにフェスの1日目に奥田民生が浜田の「相方ゲスト」として出演することが発表された。浜田は「よく来てくれますね。ありがたい」と感謝した。前回（12日）の放送では、2日目の「相方ゲスト」は小室哲哉が務め、浜田との伝説ユニット「H Jungle with t」が復活することが明らかになっていた。

　昨年末から週刊文春による性加害疑惑報道を受け、裁判に注力すると活動休止を発表した相方・松本人志については触れなかった。なお、19日深夜、松本が探偵局長を務めるABC『探偵！ナイトスクープ』（金曜午後11時17分）は、冒頭で「この番組は2023年12月22日に収録したものです」とテロップが表示された上で通常放送された。