黒柳徹子、『窓ぎわのトットちゃん』がギネス世界記録認定 「最も多く発売された単一著者による自叙伝」
俳優の黒柳徹子の著書『窓ぎわのトットちゃん』が14日、ギネスワールドレコーズから認定証が贈られ、「最も多く発売された単一著者による自叙伝」(Most copies published for an autobiographical memoir by a single author)としてギネス世界記録に認定されたことが18日に発表された。
1981年3月6日に発売されベストセラーに
俳優の黒柳徹子の著書『窓ぎわのトットちゃん』が14日、ギネスワールドレコーズから認定証が贈られ、「最も多く発売された単一著者による自叙伝」(Most copies published for an autobiographical memoir by a single author)としてギネス世界記録に認定されたことが18日に発表された。
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黒柳が自身の幼少期を描いた『窓ぎわのトットちゃん』は1981年3月6日に発売されると、本の売れ行きがNHKのニュースになり、トラックに積まれた本が書店にどんどんと運ばれていく様子が中継された。
現在まで108刷を重ねる(81年発売のオリジナル)単行本だけで585万部を売り上げ戦後最大のベストセラーに。文庫版などの形態を含めると800万部以上を国内で売り上げた。全世界では2500万部超、20以上の言語で翻訳され、海外でも人気を博している。特に1600万部を記録している中国では児童文学として位置づけられ、子どもだけではなく教育者の中でも広がり、今では小学校の教科書にも収録されている。なお、今回のギネス世界記録の対象部数は2511万3862部(2023年9月末の全世界累計)となっている。
さらに『窓ぎわのトットちゃん』42年ぶりの続編となる『続 窓ぎわのトットちゃん』も発売2か月で50万部を突破、初の映像化となるアニメーション映画『窓ぎわのトットちゃん』も12月8日より全国337スクリーンで公開されている。
なお、自身が司会を務めるテレビ朝日系『徹子の部屋』も、2023年9月12日に、「同一司会者によるトーク番組の最多放送」(Most TV talk show episodes hosted by the same presenter)1万2100回でギネス世界記録を更新している。
今回のギネス世界記録の認定に黒柳は、「『窓ぎわのトットちゃん』は、トモエ学園の小林先生のことや、自分の子どもの時のことを書いておきたいと、割と純粋な気持ちで書きはじめた本です。それが今回、自叙伝という形でギネス世界記録に認定いただいたこと心から嬉しく思います」とコメント。
続けて、「前に、イギリスの方に『トットちゃんを読むと自由な気持ちになれる、それがすごくいいんだ』って仰っていただいて、そういうところが日本だけでなく海外の読者にも受け入れられたのかなと思うと嬉しいですね。これからも小さな子どもや、若い人に読んでいただいて、優しい気持ちになってもらったり、小林先生のような自由なものの考え方をしてもいいんだと思ってくださったらと思います」と呼びかけた。
また、トモエ学園時代のトットちゃんが誰かに「やったよ!」と伝えるとしたら、まず1番に誰に報告したいと思うでしょうかという質問には、「やっぱり泰明ちゃんかな。きっと泰明ちゃん喜んでくれると思います」、続けて「すごい物理学者になったタイちゃんも喜んでくれると思います」と答えた。