【ブギウギ】生瀬勝久が喜劇王のタナケン役「間とテンポにフォーカスして芝居」

NHKが13日、趣里が主人公・福来スズ子を演じる連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の新たな出演者4人を発表した。俳優・生瀬勝久が喜劇役者の棚橋健二、友近が看護師の東、三浦誠己が村山興業社長秘書の矢崎、みのすけが芸能記者の鮫島鳥夫を演じるという。

喜劇役者・棚橋健二を演じる生瀬勝久【写真:(C)NHK】
喜劇役者・棚橋健二を演じる生瀬勝久【写真:(C)NHK】

趣里が主人公・福来スズ子を演じる朝ドラ 新たな出演者4人発表

 NHKが13日、趣里が主人公・福来スズ子を演じる連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の新たな出演者4人を発表した。俳優・生瀬勝久が喜劇役者の棚橋健二、友近が看護師の東、三浦誠己が村山興業社長秘書の矢崎、みのすけが芸能記者の鮫島鳥夫を演じるという。

 生瀬が演じる棚橋は日本を代表する喜劇役者で、喜劇王・タナケンと呼ばれている。スズ子と舞台で共演することになり、スズ子の演技の師匠となる設定。生瀬は「今回、出演のお話を頂き、なじみ深い、大阪制作の朝ドラですから、うれしかったです。喜劇王の役ですので、やはり間とテンポにフォーカスして芝居をしています。ヒロインの趣里ちゃんとは、以前舞台でご一緒して以来の共演で、その時は、舞台なのにほとんどカラミが無かったので、今回、あの趣里ちゃんがって感じで(笑)。とても楽しくお芝居ができました」とコメントした。

 友近の演じる看護師・東は、スズ子が出産する村西医院の看護師。身重のスズ子に親身に付きそう人物。友近は「朝ドラの時代モノが大好きで、特に昭和初期はコントでもよくキャラでやるくらい好きなので、お話いただいた時はテンションあがりました。その時代をNHKさんのリアルなセットで演じる事ができるなんて幸せ過ぎます。主演の趣里さんの、現場での真剣な眼差し、丁寧な対応、それでいて天真爛漫な振る舞いがとても素敵でずっと目で追っていました。共演させていただいた近藤芳正さんとは休憩中にお互いの地元の話、喉のケアの話、ジャズピアノの話、船のディーゼルの話、盛り場の話、粋な楽しいおしゃべり楽しかったです」とコメント。

 三浦の演じる矢崎は村山興業の社長・村山トミの秘書で、懐刀。三浦は「お話を頂いたとき、学生時代に毎朝『朝ドラ』を楽しんでいた、かつての実家のリビングの風景が脳裏に浮かびました。皆様に楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います。私が演じる矢崎は、村山トミ社長の秘書であり使者として、東京と大阪を何往復もします。当時は列車で8時間かかったそうです。トミ社長のため、村山興業のために生きる実直な矢崎を、戦後の激動を生きた人々の逞しさ優しさを感じながら、遊び心を忘れずに演じたいと思います」。

 みのすけの演じる芸能記者の鮫島は3流ゴシップ雑誌「真相婦人」の芸能記者。神出鬼没にスズ子やりつ子の前に現れ、ねちっこく問い詰める人物。みのすけは「朝ドラ初出演で、家族、親戚も喜んでいます。3流ゴシップ雑誌の芸能記者という役ですが、朝のお茶の間にいかがわしい変なやつが出て来たな~と、面白がってもらえるように頑張ります」とコメントした。

 NHKの制作統括・福岡利武氏は「物語後半でも、魅力的な方々にご出演いただくことになりました。喜劇王・タナケンの生瀬勝久さんは、超個性的な喜劇王を作り上げてくれています。歌あり、踊りありの舞台シーンにも挑んでいただいています。東看護師の友近さんは、身重なスズ子に一番近くで寄り添ってくれています。存在感と愛情たっぷりの芝居です。村山興業の社長秘書の矢崎は三浦誠己さん。社長・トミの伝言をスズ子に淡々と伝える切れ者ぶりを発揮してくれています。みのすけさんは神出鬼没な芸能記者。ふてぶてしく、いやらしく、でも、どこか愛らしい、そんな男を熱演してくれています。ブギウギは東京編も始まったばかり。『ブギの女王』誕生に向けて物語はどんどん加速していきます。ぜひご覧ください」とコメントした。

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