【ブギウギ】関西出身の新納慎也、大阪制作の作品に感激も 「東京のことば話す役でした」

俳優・新納慎也が演出家・松永大星役で出演するNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)について、出演が決まった際の心境や演じる役の印象などをコメントした。作品は趣里が、小さな頃から歌って踊ることが大好きな主人公・スズ子を演じ、やがて歌の才能を発揮し、戦後のスターとなっていく半生を描く。

松永大星を演じる新納慎也【写真:(C)NHK】
松永大星を演じる新納慎也【写真:(C)NHK】

外国帰りのやり手演出家・松永大星役

 俳優・新納慎也が演出家・松永大星役で出演するNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)について、出演が決まった際の心境や演じる役の印象などをコメントした。作品は趣里が、小さな頃から歌って踊ることが大好きな主人公・スズ子を演じ、やがて歌の才能を発揮し、戦後のスターとなっていく半生を描く。

 新納はまず出演が決まった際の気持ちを紹介。

「何度か大河ドラマに出演させていただいていますが、東京のNHKは、大河ドラマのスタジオの隣が、朝ドラのスタジオなんです。なので、朝ドラのスタジオの近くでずっと『出たい』と言っていて(笑)、やっと念願のオファーが来たので『やったぜ』という気持ちでした。関西出身なのでふだんは関西ことばで話していて、こんなにネイティブに話しているのに何でBKは僕を放っているんだと、ずっと思っていました(笑)。今回念願の大阪制作の朝ドラの出演が決まって『よっしゃー』と思っていたのですが、僕が演じる松永は東京のことばを話す役でした(笑)」

 演じる役は外国帰りのやり手演出家。梅丸楽劇団の旗揚げ公演を任せられ、スズ子の才能に気がつく設定。役の印象はどうか。

「最初に台本を見て『どないしよ』と思いました。この役、どうしたらいいのって。セリフは英語交じりだし、漫画に登場しそうなキャラクターです。いろいろなシーンを撮りながら意識しているのは、『ブギウギ』の世界観の中でのリアリティーです。この世界観なら、こんな人もいるのかなという部分を出してみたり、わりと真面目な話もしたりするので、その塩梅が難しい役だなと感じています。松永の個性的な言動やアクションは、一種のパフォーマンスで場を和ませるためにやっていて、ただムチャクチャなキャラクターではなく、こういうパフォーマンスをしながらも真面目な人なんだと思ってもらえるように演じていています。そんな松永ですが、スズ子を東京に連れてきた張本人でもあります。この物語の中で松永は、『あなたは、大阪だけで留まっていてはいけません』と、スズ子が大阪だけで収まる才能の人ではなかったんだと、視聴者に提示するための役でもあると思っています」

 ヒロインを演じる趣里や共演者の印象やエピソードも紹介。

「スズ子は、快活で明るくて『パッカーン!!』としている人。この『パッカーン!!』という表現は、とてもうまく表現できていると思うのですが、趣里さん自身がそうなのか、趣里さんにスズ子が乗りうつっているのかもしれませんが、趣里さんも『パッカーン!!』としていて、とてもすばらしいです。今回、辛島役の安井順平さんと一緒のシーンが多く、事務所も一緒で、年齢も近いんですが、この現場で初めてお会いしました。撮影の合間でいろいろな話をしたり、シーンの中で細かい動きを入れてみたり、相談したりしながらお芝居を作っていく感じが楽しくて、安井さんがいてくれて本当によかったなと思いました」

 最後に視聴者にメッセージ。

「劇中でスズ子がステージで歌って踊るのを客席で見ているシーンの撮影の時に、隣の席には安井さんが座っていて、『この朝ドラ、絶対いいですよね』って、2人で話していました。朝から、こんなに明るくて、元気になれる、そして魅力的なナンバーが歌われて…そして趣里さんが本当にすばらしい。趣里さんが笑って、泣いて、歌っている姿が気持ちよくて、こんなにスカッとした朝ドラを半年間放送するって、絶対にいいよね、と思っています。今、いろいろと暗い話題も多い世の中ですけど、そんな今の時代にピッタリな朝ドラだと思います」

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