緊急事態宣言下では仕事が激減した芸能人が多かったが、外出できないぶん、YouTubeやツイッターなどSNSで発信していた人も多かった。お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん(43)もその1人。SNSで披露した個性的な手料理がメディアにとりあげられ話題になるなどファンを楽しませていたが、実際、どんな自粛生活を送っていたのか。クロちゃんに聞いてみた。

　緊急事態宣言が出る前までは、家は夜中に寝に帰るだけだったんで、コロナでずっと家にいなきゃなんなくなって、それまでの生活と変わりすぎて、初めはどうしようって感じでしたね。もしもコロナにかかったら、自分だけの問題じゃなくなるし、知らないうちに他人に移したりしてもイヤだから、ほんと、食材買いに行くぐらいでずっと家にいました。

　もともとショートスリーパーで、夜中2時とか3時に寝て、2～3時間で目が覚めるんですよ。コロナの前までは朝5時ぐらいに目が覚めて7時には家を出て、プール行ったりとか。でも、コロナで出かけられなくなったから、家の中で何ができるかと考えて、せっかくだから自粛を機に料理しようと思って。やってみたら、料理って楽しいですよね。

　今のマンションに15年ぐらい住んでるんですけど、これまでキッチンは1回も使ったことがなかったんです。バズッたから知ってるかもしれませんけど、そうめん、ラーメン、お好み焼き風キャベツと卵の蒸し焼き、おでん……。おでんは身体のことを考えてエノキダケ入れたり、ラーメンの代わりにシラタキを莫大な量入れたり、ダイコンを大きいまま入れたり。

　ダイコンは「切る」って発想がなくて1／2本を買ってきて、洗って皮をむいてそのまま入れたんです。でも、5日間煮込んだら、いい色に出汁がしみて箸で切れるぐらい柔らかくなりましたよ。今朝も食べてきました。おいしいですよ!　ちゃんと牛スジと「おでんの素」で出汁とって味付けしてますから。え、疑うんですか?　SNSのフォロワーからも「腐ってんじゃないの?」「色合いが悪い」とか文句がいっぱいきますけど、ほんと、おいしいです!　とろみもつけてるし。