アイドルユニット・ふぉ～ゆ～の福田悠太が22日、都内で行われた舞台『銀河鉄道の父』（9月9日上演、東京・自由劇場）の稽古場取材会に、主演の的場浩司、大空ゆうひと共に出席した。共演陣と和気あいあいとした様子などを見せた。

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　37歳で急逝した宮沢賢治を演じる福田は「宮沢賢治役ということで緊張していたんですけれども、稽古場に入って、的場さんが本当に優しくしてくださり、勇気をくださり、思い切ってお芝居できております」と安心感を語った。

　他方、同作は2020年の舞台作品の再演。福田は「やっぱり再演からの参加、ということで、途中から入るのは緊張した」と率直な心境を吐露。それでも「本当に温かく迎えてくださった。のびのびやらせて頂いております」と笑顔を見せた。

　すると大空が「『緊張してた』って言ってますけど、初日からのびのびやっていた（笑）。『賢治って、こういう人だったのかな～』と思わせてくれる」と言えば、的場も「『あいつ、自由だな』って。（福田）本人は『そんなことない』って言ってましたけど、自分とかゆうひから見ていると、すごい自由にやっている。特にゆうひなんか『生き生きとした賢治ですごくいい』って、悠太のことを、稽古始まってすぐ絶賛していた」と証言した。

　さらに的場は、福田を見て「すてきですよ」とニッコリ。福田が「ありがとうございます！」と屈託のない笑顔で答えるのを見て、思わず的場は「かわいいね～」と声を漏らしていた。

　今回は取材に先立って、囲み取材に先立って、宮沢賢治が幼少期から青年期へ成長する過程のシーンの稽古がお披露目された。

　同舞台は、門井慶喜による第158回直木賞を受賞した同名小説が原作。37歳の若さで急逝した宮沢賢治の生涯のみならず、その死後も彼の才能を信じ続けた父・政次郎（的場）を中心とした究極の家族愛を描く。