窪塚愛流、蒔田彩珠と映画『ハピネス』でW主演 初主演作は「弱音がこぼれそうでした」

俳優の窪塚愛流、蒔田彩珠が映画『ハピネス』(2024年公開)でダブル主演を務めることが2日、分かった。

映画『ハピネス』でダブル主演を務める窪塚愛流(左)と蒔田彩珠【写真:(C)嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会】
映画『ハピネス』でダブル主演を務める窪塚愛流(左)と蒔田彩珠【写真:(C)嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会】

原作は嶽本野ばら氏の同名小説

 俳優の窪塚愛流、蒔田彩珠が映画『ハピネス』(2024年公開)でダブル主演を務めることが2日、分かった。

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 原作は、嶽本野ばら氏の同名小説。監督はヒューマンドラマの名手で『花戦さ』、『犬部!』などを手がけた篠原哲雄氏が務める。

 ある日、恋人になんでもないことのように唐突に告げられ、戸惑いながらも彼女に寄り添う“僕”と、余命を宣告されつつも、自らの運命を受け入れ、自分らしく生きる女子高生の青春ラブストーリー。窪塚は、国木田雪夫役。蒔田は山岸由茉を演じる。

 窪塚は「俳優として生きる。そう決意した日から今年で三年目を迎えました」とし、「『まだ三年。もう三年』と色んな視点で見る事は出来ますが、僕は後者でした。そして今回の作品のことを初めて耳にした時は嬉しさより、自分の実力では主演は担えないと弱音がこぼれそうでした。ですが、台本に目を通した時、それまで感じていた後ろ向きな気持ちが一変して、消え去ったのです」と明かした。

 さらに「初主演映画の名は『ハピネス』それは幸福、喜び。でも、物語のなかの雪夫の本心とは対照的な言葉かもしれない。そう感じた僕は、雪夫と共にその意味を深く探求し、こんなにも愛おしく色づくのだと知りました。人それぞれの愛の形が存在する世界で、類のない残された時間。様々な気持ちが交差するなかで彼女の想いと雪夫が決めた決意の先にあること。貴方ならどう受けとめますか」と呼びかけた。

 一方、蒔田は「このお話を頂いた時、自分の引き出しには無いことばかりで、大丈夫かな? と不安になりました。余命わずかとわかった時に自分だったらどうするか、それは考えても分からない事でした。脚本の中で由茉を大切に思う人達がそうしたように、私も由茉にしっかりと寄り添おう。そうすることで少しずつ由茉になる事が出来ました」と振り返った。

 そして「ロリータファッションも奥が深く、可愛く、楽しいものでした。沢山の素敵な衣装を着たので、そこも楽しみの一つだと思います。由茉が1日1日を懸命に生きる姿、自分の気持ちを押し殺し寄り添う人たちの強さ。この作品には大切なものが沢山詰まっています。観てくださった方が、出会えてよかった。と、思える作品になっていたら嬉しいです」とコメントした。

次のページへ (2/2) 【写真】原作小説『ハピネス』の書影
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