一ノ瀬ワタル、中村倫也主演『ハヤブサ消防団』に出演 川口春奈「とても癒やされました」
俳優の一ノ瀬ワタルと大和田獏が、7月13日にスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『ハヤブサ消防団』(木曜午後9時)に出演することが14日に発表された。
大和田獏の出演も決定
俳優の一ノ瀬ワタルと大和田獏が、7月13日にスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『ハヤブサ消防団』(木曜午後9時)に出演することが14日に発表された。
中村倫也が主演を務め、川口春奈がヒロイン役で共演する本作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』『七つの会議』『民王』『アキラとあきら』『シャイロックの子供たち』など数々のヒット作を送り出してきた池井戸潤氏の同名小説が原作。
山間の小さな集落を舞台に描く、戦慄のホラーミステリーを映像化。ストーリーは、スランプ気味の作家・三馬太郎(中村)が亡き父の故郷、“ハヤブサ地区”に移住するところから幕を開く。都会のストレスから解放され、穏やかな生活をスタートしたはずの太郎だったが、地元の消防団に加入したのを機に連続放火騒動に巻き込まれ、住民の不審死など怪事件にも遭遇。ハヤブサ地区を守るべく真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たっていくというストーリーだ。
このたび、本作の新たなキャストとして、今、世界から熱い注目を集める一ノ瀬の出演が決定。また、今年デビュー50周年を迎えた大和田も参戦する。
一ノ瀬は、Netflix配信ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』で、主人公の荒くれ者の新人力士を怪演。迫力あふれるリアルな演技で同作は日本ランキング1位を獲得したばかりか、世界中で旋風を巻き起こしている。
そんな一ノ瀬が本作で演じるのは、ハヤブサ地区に住む札つきのワル・山原浩喜(やまはら・ひろき)。若い頃から悪いうわさが絶えず、住民たちから疎まれ、連続放火事件の犯人ではないかとささやかれる怪しい男だ。しかし、太郎は浩喜のぶっきらぼうな言動の中に親切な一面を感じ取り、犯人説に違和感を覚える。その存在が物語に濃い影を落とす、謎に満ちたキーパーソンだ。
一ノ瀬は怪しさを爆発させる今回の役柄について、「浩喜がたどる運命こそがストーリー展開の鍵になってくるので、素直にうれしい。“僕の役柄、この後どうなるんですか?”と聞いたとき、“えっ! マジっすか……。そんなことになるんですか!”って思いましたから!」と素直な感想を吐露。「田舎町の消防団の物語がものすごいミステリーへと変貌を遂げていくさまに、みなさん乞うご期待です!」とアピールした。
一ノ瀬はまた、中村の主演作に参加する喜びについても告白。2人の共演は『珈琲いかがでしょう』(2021年/テレビ東京)、『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(2022年/TBS)に続いて、3年連続&3度目。それらすべてが自身の出世作となった『サンクチュアリ -聖域-』の節目にからんでいたことから、一ノ瀬は「勝手ながらものすごく“ご縁”を感じています」と打ち明け、「中村さんの現場って、キャストさんもスタッフさんもみんな和やかで、すごくいい空気が流れているんです。それはやっぱり座長の人徳!」とリスペクトを語った。
迎える中村も「一ノ瀬さんは今やもう“時の人”! 3年連続でご一緒することなんてなかなかないので、僕自身とてもうれしいです。今後も一ノ瀬さんが“いちばん共演した俳優”として取材で語ってくれる存在でいたいです」と飛躍をたたえた。
さらに、『サンクチュアリ -聖域-』を見て一ノ瀬との共演を楽しみにしていたという、ヒロイン・立木彩役の川口春奈は、「実際にお会いしたら、本当にかわいらしい方だなと思って……! 怖い役柄を演じられることが多いのでそういうイメージを持っていたのですが、ものすごく少年のような方で、とても癒やされました」と役柄と素顔のギャップに驚いたと明かした。
そして大ベテラン・大和田が演じるのは、ハヤブサ地区の温厚な住民・波川志津雄(なみかわ・しづお)。幼いころの太郎を覚えている数少ない人物で、太郎に“物書き”としての原点を思い起こさせてくれる重要なキャラクター。しかし、ある日、思いもよらぬ“悲劇”が、彼を襲うことになる。
現場では、中村をはじめ、満島真之介、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、生瀬勝久ら消防団メンバーが、今年、デビュー50周年を迎えた大和田を祝福。撮影がひと段落した瞬間、「50周年おめでとうございます~!」というスタッフのかけ声とともに大きな拍手に包まれた大和田は、突然のサプライズにビックリ。記念のワインを贈呈されて大感激するとともに、メンバーと記念写真を撮って盛り上がった。
一ノ瀬ワタルは中村倫也を絶賛「人徳なんだなと今回も実感しました!」
キャストのコメント全文は以下の通り。
○一ノ瀬ワタル
――主演・中村倫也さんとは3年連続&3度目の共演となりますが、改めて現場でご一緒されていかがですか。
「中村さんの現場って、キャストさんもスタッフさんもみんな和やかで、すごくいい空気が流れているんです。それはやっぱり、座長である中村さんの人徳なんだなと今回も実感しました!
個人的なことでいうと、僕、長い間、相撲をテーマにした作品(『サンクチュアリ -聖域-』)を撮っていたのですが、その撮影がはじまる時期に中村さんと共演し、撮り終わった直後も中村さんと現場が一緒で……。さらに、ようやく配信が実現した今、この作品で中村さんと共演させていただき、勝手ながらものすごく“ご縁”を感じています」
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
「僕が演じる浩喜は野菜作りが好きな男なのですが、地区の人々からは敬遠され、切なくも悲しい役柄です。でも、彼がたどる運命こそがストーリー展開の鍵になってくるので、そこは素直にうれしい。
『僕の役柄、この後どうなるんですか?』と聞いたとき、『えっ! マジっすか……。そんなことになるんですか!』って思いましたから! 原作とはまたちょっと違うストーリーになっていますので原作を読んだ方も楽しめますし、田舎町の消防団の物語がものすごいミステリーへと変貌を遂げていくさまに、みなさんこうご期待です!」
○中村倫也
「一ノ瀬さんと最初にお会いしたのが『珈琲いかがでしょう』という作品で、2年前のことです。あのときはまだ、一ノ瀬さんも緊張からセリフがカミカミだったりもしたのですが(笑)、今やもう“時の人”! 現場はみんな、あの『サンクチュアリ -聖域-』の彼? 話したい話したい!って大騒ぎです。(川口)春奈ちゃんにいたっては、『サンクチュアリ』にめちゃくちゃ影響されていて、先日、バラエティー番組の“芸人さんのネタを考える企画”で、相撲のネタを考えていたぐらいです(笑)。
3年連続でご一緒することなんてなかなかないので、僕自身とてもうれしいです。これからさらにガンガン俳優さんとして躍進されていくでしょうから、今後も節目節目に共演させていただき、一ノ瀬さんが“いちばん共演した俳優”として取材で語ってくれる存在でいたいです」
○川口春奈
「一ノ瀬さんとは今回が“初めまして”なので、どういう方なんだろうと興味がありましたし、ちょうど『サンクチュアリ -聖域-』を拝見していたのでとてもタイムリーで、とにかくお会いするのを楽しみにしていました。実際にお会いしたら、本当にかわいらしい方だなと思って……! 怖い役柄を演じられることが多いのでそういうイメージを持っていたのですが、ものすごく少年のような方で、とても癒やされました」