【光る君へ】坂東巳之助が初大河で円融天皇「平安の世界に身を置けることが楽しみ」

NHKは23日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、坂東巳之助が円融天皇(えんゆうてんのう)を演じるとした。円融天皇は64代天皇。道長の姉・詮子が入内し、懐仁(のちの一条天皇)をもうける。道長の父・兼家は、孫の懐仁を一日も早く天皇とし、外祖父として権力を握ろうとする。譲位を勧められた円融天皇は悩むことにという設定という。

坂東巳之助
坂東巳之助

24年のNHKの大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者発表

 NHKは23日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、坂東巳之助が円融天皇(えんゆうてんのう)を演じるとした。円融天皇は64代天皇。道長の姉・詮子が入内し、懐仁(のちの一条天皇)をもうける。道長の父・兼家は、孫の懐仁を一日も早く天皇とし、外祖父として権力を握ろうとする。譲位を勧められた円融天皇は悩むことにという設定という。

 坂東は巳之助は演じることについて「光栄にも円融天皇のお役を勤めさせていただきます。私が日頃立たせていただいている歌舞伎の舞台をはじめとして、物語のなかの天皇というのは時代の象徴として描かれることが多いように思います。しかし、歴代天皇お一人お一人に当然の事ながら一人の人間としての人生・ドラマがあったわけですし、今回脚本を読ませていただいてそういった部分に重点を置いて描かれる印象を受けました。人間としての円融天皇の姿を描き出せるよう精いっぱい勤めたいと思います」と意気込み。

 大河ドラマ出演歴については「歌舞伎界の諸先輩方・仲間たちも数多く出演されている大河ドラマに初めて出演させていただけることになり、とてもうれしく思っております」と語った。

 約1000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみにも言及。

「舞台では体験できない、映像ならではの写実に描かれる平安の世界に身を置けることがとても楽しみです」

 また古都京都の印象や思い出について「数年前に京都の歴史を探るテレビ番組に出演させていただいておりました。歌舞伎公演で行った際にはなかなか訪れることのできない、歴史あるお寺や神社に実際に伺って京都にまつわるさまざまなお話を聞かせていただいたことは私にとって財産であり、よき思い出でもあります」と紹介した。

 作品は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生の物語。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静さんが担当する。

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