市川新之助、夢は歌舞伎役者じゃない 父・團十郎が戸惑い「あとで家族会議」
歌舞伎俳優の市川團十郎白猿が9日、都内で行われたSEIKO「時と日本文化プロジェクト」プレス発表会に、長女の市川ぼたん、長男の市川新之助とともに出席した。
SEIKO「時と日本文化プロジェクト」プレス発表会に出席
歌舞伎俳優の市川團十郎白猿が9日、都内で行われたSEIKO「時と日本文化プロジェクト」プレス発表会に、長女の市川ぼたん、長男の市川新之助とともに出席した。
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昨年の八代目市川新之助を襲名した新之助。初舞台について聞かれると「大変でした。本番より稽古のほうが緊張しました」と振り返り、弟の晴れ舞台を間近で見ていた姉・ぼたんも、「すごくハキハキしていて、見ているだけですごいなって思える。稽古のときより何十倍も成長というか、頼もしくなっていた」と語った。
将来有望である小さな歌舞伎役者に向かって、司会者が「お父さんのような歌舞伎役者を目指したい?」と問うと、少し間を置いて「はい」と回答。具体的に聞かれると「ちょっと恥ずかしい……」と大勢の報道陣を前に照れたのか詳細は明かさなかった。
その後、夢について報道陣からあらためて質問されたが、「あ~……恥ずかしい」とやはり答えず。「夢は歌舞伎役者ですよね?」と確認されると、「違います」とまさかの返答。隣にいた父・團十郎は目を見張って「違うそうです。あとで家族会議」と苦笑いを浮かべ、戸惑っていた。
「時と日本文化プロジェクト」は、日本文化の価値や魅力を発信することを目的に、都内のSEIKO HOUSE GINZAホールにてさまざまなイベントを不定期で開催するもの。7月には團十郎がプロデュースする「時」をテーマとした催しを実施する。
團十郎は「コロナもようやく落ち着いて、だんだん観光客が増えてきた印象がある。世界中の人が集まる銀座で行われるこの取り組みに対し、日本伝統文化を継承する一人として御礼を言いたい」とし、「来場するみなさんも長きにわたって受け継がれてきた日本文化を、洗練された芸からロマンを感じていただければ幸い」と呼びかけた。