妻夫木聡、「日本アカデミー賞」受賞に感激 授賞式後の打ち上げでは「ずっと乾杯してた」
俳優の妻夫木聡が20日、都内で開催された映画『ある男』ティーチイン舞台あいさつに出席。「第46回日本アカデミー賞」において、同映画で最優秀主演男優賞を受賞した時の心境を語った。
監督賞をもらった時は「号泣しちゃって」
俳優の妻夫木聡が20日、都内で開催された映画『ある男』ティーチイン舞台あいさつに出席。「第46回日本アカデミー賞」において、同映画で最優秀主演男優賞を受賞した時の心境を語った。
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最優秀主演男優賞に選ばれた時のことについて、妻夫木は「本当に信じられなかったです。壇上でも言ってしまったんですけど、本当にいただけるなんて思っていなかったので、何を話していいのかわからなくて頭真っ白になっちゃって……。何を話したか覚えていないんですけど、それくらいびっくりしました。でも、実際にトロフィーをいただいて重みを感じた時に『これだけいろいろな思いを抱えて作品に取り組んでいたんだな』って実感しましたね」としみじみ。
共演の窪田正孝が最優秀助演男優賞を受賞した時は「『よし!』って言っちゃいましたね」と述べ、石川慶監督が最優秀監督賞に選ばれた時は「自分の時は全然泣かなかったのに、監督賞もらった時は号泣しちゃって。あまりにも号泣しているから、(安藤)サクラちゃんが一切僕の方を見ようとしないんですよ(笑)」と振り返った。
また、授賞式後に行った打ち上げの中で、思い出に残っていることを聞かれると「ずっと乾杯していたから全然覚えていないな……。照明の宗さんが『チクショー!』と言っていたことしか覚えていないです(笑)」と、最優秀賞を逃してしまった照明担当の様子を明かしていた。
同映画は、累計40万部を超える平野啓一郎氏のベストセラー小説を、妻夫木を主演に迎えて映画化した感動ヒューマンストーリー。ヴェネチア国際映画祭、釜山国際映画祭など世界の映画祭で注目を集め、日本でも公開後に国内の映画賞を席巻した。「第46回日本アカデミー賞」では、作品賞や監督賞、主演男優賞をはじめ、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、録音賞、編集賞の8部門において最優秀賞を受賞する快挙を成し遂げた。