【舞いあがれ!】舞と貴司が幸せ誓う指切り 福原遥と赤楚衛二「照れくさかった」

俳優の福原遥がヒロイン・舞を演じるNHKの連続テレビ小説『舞いあがれ!』(月~土曜午前8時)の第97回が20日に放送され、舞が幼なじみの梅津貴司(赤楚衛二)と結婚する様子が描かれた。福原と赤楚が、演じた2人の結婚やウエディングパーティーのシーン、また今後の見どころなどについてコメントした。

結婚した舞(福原遥)と貴司(赤楚衛二)【写真:(C)NHK】
結婚した舞(福原遥)と貴司(赤楚衛二)【写真:(C)NHK】

20日放送の第97回で舞がついに幼なじみの貴司と結婚

 俳優の福原遥がヒロイン・舞を演じるNHKの連続テレビ小説『舞いあがれ!』(月~土曜午前8時)の第97回が20日に放送され、舞が幼なじみの梅津貴司(赤楚衛二)と結婚する様子が描かれた。福原と赤楚が、演じた2人の結婚やウエディングパーティーのシーン、また今後の見どころなどについてコメントした。

 福原は「これまでも舞と貴司のシーンはすごく安心感があって、2人の間に同じ空気が流れている気がしていました。舞は小さいころから貴司くんにずっと支えられてきましたし、互いになくてはならない存在だったので、この2人が一緒になったら安心だなとは思っていました。でも、実際に結婚に関するシーンを撮影していくと、舞にとって貴司くんは『この人がいたらもう自分は大丈夫』と思えるぐらいに本当に大切な存在なんだと実感しました。あらためて貴司くんに出会えて本当に幸せだなと思いましたね」とコメント。

 赤楚は「舞ちゃんと結婚するとは聞いていたのですが、告白した翌週の台本でもう結婚していたので驚きました。明確なプロポーズのシーンはなかったので、前の週にあった公園での告白がもうプロポーズなのかなと。よかったね、貴司……としみじみ思います。貴司から舞ちゃんへの思いは恋ではなく、愛に近いですよね。貴司から舞ちゃんへの『ずっと好きだった』というセリフは『愛してる』のレベルだと思います。『ずっと』とはいつからなのか、僕なりには気持ちを含ませながら演じてきたつもりですが、いかがだったでしょうか(笑)」。

 この日放送の第97回の印象的なシーンも紹介。

 福原は「ウエディングパーティーも印象的ではあるのですが、お父ちゃん(高橋克典)の仏壇の前で貴司くんと一緒に結婚の報告をしたことが一番印象に残っています。きっと喜んでくれるだろうなと思ったら、自然と涙がこぼれそうになりました。舞の人生には大変なこともあったけれど、やっとこの幸せな報告ができる……!という本当にうれしいシーンでしたね。

 お父ちゃんは舞にとって大きな存在なので、最近はback numberさんの主題歌『アイラブユー』がお父ちゃんへ向けた舞の気持ちのように思えるんです。『幸せになろうね』と貴司くんと指切りするところも、すごく2人らしさを感じたシーンです。ピュアでかわいらしいなと思いながら演じさせていただきました。指をさっと出すバーションも試したのですが、最終的にはゆっくりと指切りすることに。でもそのかみしめる感じがなんだか照れくさくなってきて、赤楚さんとお互い恥ずかしがりながらの撮影になりました(笑)」と紹介した。

 赤楚は「指切りのシーンがすごく照れくさかったんですよ(笑)。指切り、自分が最後にしたのはいつなのか全然記憶がないですね。たとえば10代だったらできますが、結婚した夜に大人になった貴司と舞ちゃんでゆっくり指切りするのが恥ずかしくて。しかも演出のディレクターから『見つめ合って』と言われて、ますます恥ずかしくなりました。リハーサルでは照れ隠しでふざけたバージョンの指切りげんまんもやったのですが、それはナシということに。でもそんな照れくささを乗り越えた分、すてきなシーンになったのではないかと思います」とコメントした。

パーティー撮影の現場の雰囲気は?

 パーティーの撮影現場の雰囲気はどうだったのか。

 福原は「ノーサイドでのパーティーは、今までの舞の人生を感じられてとても感動しました。久しぶりに(矢野倫子役の)山崎紘菜さんと(由良冬子役の)吉谷彩子さんに会えるということで、前日からすごく楽しみにしていました。お2人は初対面の役柄という設定でしたが、実際のお2人も撮影日が初対面でした。大好きな山崎さんと吉谷さんがついにつながり、休憩中も仲良くおしゃべりしていて私も舞と同じようにうれしかったです。ケーキ入刀は、人生初。少しあたふたしてしまいましたが、本当にすてきなウエディングケーキに感激しました。

 料理指導の先生が作ってくださったオリジナルケーキで、ウサギのスミちゃんと飛行機、貴司くんの歌集のクッキーも手作りなんですよ。撮影後は赤楚さんと(望月久留美役の)山下美月ちゃんとクッキーをシェアして、ウエディングケーキもいただきました。クッキーにはびわのジャムが入っていて、すごくおいしかったです。ただスミちゃんに関しては、久留美にとっては小学生時代の苦い思い出でもあるんですよね。久留美、本当にごめんね」。

 赤楚は「パーティーの撮影日は休憩時間にいろんな方とお話できて、すごく楽しかったです。ただ、会場には舞ちゃんの友達ばかり! 貴司の友達がいなくて、実は少し寂しかったです(笑)。ウエディングパーティーですから、花嫁が主役というのは分かっているんですよ。でもみんなが舞ちゃんを見ていて、僕は誰とも目が合わないんです(笑)。

 唯一、うちの両親(梅津勝役・山口智充さん、雪乃役・くわばたりえさん)が見てくれて愛を感じました。ウエディングケーキ入刀は初めての経験でした。『俺、このまま結婚するのかな』みたいな感覚になりましたが(笑)、2人で切るって難しいですね。僕がこの辺かなと思った場所と舞ちゃんが切ろうとした場所がちょっと違って『あ、そっちでいいの?』と心の中で思っていました(笑)」と明かした。

 結婚という節目をへて、演じる上での変化はあるのか。

 福原は「貴司くんとのやり取りや関係性は、結婚をへてもあまり変わりません。でも結婚後、舞は今まで以上に貴司くんを支えたいという思いを強くしていきます。短歌を詠む難しさや大変さは舞には、計り知れないのですが、それでもどうにかもっと貴司くんの心に寄り添いたい、貴司くんにとって安心できる存在になりたいという気持ちがあるので、そこを意識しながら演じています」と紹介した。

 赤楚は「結婚前も後もほぼ変わらないスタンスで舞ちゃんを見守っている貴司ですが、しいて言えば見守る距離感が結婚後はちょっと近くなっていると思います。舞ちゃんにとって本当に大事なとき、貴司は何か言葉をかけてきたのですが、それでも結婚前は舞ちゃんに対するあこがれというか、少し遠い存在だという思いもあったんですよね。その距離が結婚後はなくなったなと感じます。全然けんかをしないのも、この夫婦のすてきなところだなと感じながら演じています」とした。

 最後に、これからの見どころについて紹介した。

 福原は「撮影していても、夫婦の空気感が本当に穏やか。実はおじいちゃんとおばあちゃんなのかなと思うほど、優しい空気が流れています。舞と貴司くんにとってこの家庭が心のより所であり、素の自分でいられて一番ホッとできる場所なのでしょうね。夫としての貴司くんは本当に優しくて、きっと視聴者の皆さんが『すてき』と感激されるはずです。その雰囲気を味わっていただけたらうれしいです」とコメントした。

 赤楚は「舞ちゃんと貴司はそれぞれに仕事を持ち、違う道を歩んでいる夫婦です。家族としてどうやって支え合うのかが、この先の見どころになってくるんじゃないでしょうか。どういう距離感でいるのか、お互いをフォローし合うアプローチの仕方は見ていただきたいですね。あとは料理でもなんでもこなす貴司にもご注目ください。いい夫になれるように頑張っているので(笑)」とPRした。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください