俳優の有村架純が5日、都内で行われたNetflix映画『ちひろさん』完成披露舞台あいさつに出席し“孤独”に対する考えを披露した。イベントには豊嶋花、嶋田鉄太、van、今泉力哉監督も登壇した。

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　月刊漫画誌『Eleganceイブ』で2013年から2018年にわたって第一部が連載された同名人気漫画を実写映画化した本作。元風俗嬢の主人公・ちひろ（有村）が、とある海辺の小さな町のお弁当屋さんで働きながら、心に傷を抱えている人たちの交流していく姿を描く。

　有村は「演じることを考えずに原作を読ませていただき世界観が大好きになり、ちひろ沼にはまりました」と語ると「孤独がテーマの作品。社会に対して生きづらいと思っている方に届いてくれたら」と作品に込めた思いを馳せる。

　有村は「私は孤独が決してネガティブだと思わないんです」とつぶやくと「孤独というと、寂しい人だなとか思われることが多いですが、一人の時間を愛せるってすごく幸せなことだと思う」と持論を展開。続けて「この映画を通じて、孤独ということに対してポジティブに捉えられる方が増えたらいいなと思います」と作品に込めた思いを語った。

　またこの日は、2月13日に30歳の誕生日を迎える有村にサプライズで花束のプレゼントが渡されるシーンも。驚いた表情を見せた有村は「早く30代を迎えたいという気持ちがあったのでようやくという感じ」と述べると「ものすごいスピードでいろいろな景色を見ることができた、ありがたい10年でした」と振り返る。残りの20代には「この1週間は、戻らない20代に思いをはせて30代を迎えたいと思います」と語ると「30代はより質の高い作品を届けるために、皆さんとディスカッションしながら柔軟な心を持って作品を届けたい」と抱負を述べていた。