北村匠海&中川大志、W主演は「宿命というか運命」 小学生からの仲に「意識している存在」
俳優の北村匠海と中川大志が19日、都内で行われた映画『スクロール』(2月3日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。お互いを小学生のころから知っているという2人が、W主演の喜びについて語った。
映画『スクロール』の完成披露舞台あいさつに登壇
俳優の北村匠海と中川大志が19日、都内で行われた映画『スクロール』(2月3日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。お互いを小学生のころから知っているという2人が、W主演の喜びについて語った。
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YOASOBIの大ヒット曲『ハルジオン』の原作者としても知られる橋爪駿輝の小説『スクロール』(講談社文庫)が北村匠海×中川大志W主演で映画化。理想と現実のギャップにおぼれながらも、社会、そして自分と必死に向き合う若者たちの姿を描いた青春群像劇となっている。この日のイベントには北村、中川、松岡茉優、古川琴音、清水康彦監督が登壇した。
北村は就職はしたものの上司からすべてを否定され、「この社会で夢など見てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか自分を保っていた<僕>を、中川は<僕>の大学の同級生で毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケをそれぞれ演じている。
中川は「匠海とは僕が小学校4年生で匠海が小学校5年生のときに出会って……。一緒に同じ事務所で演技レッスンをやって、レッスンの帰りは一緒にファミレスに行って。10代のころは同じオーディションに一緒に行って、『また匠海いるよ』みたいな。同じ役を奪い合って、どっちかが落ちて、どっちかが受かってみたいなことを繰り返してきた」と2人のこれまでを回顧。「意識している存在というか。匠海ががんばっている姿を見て『自分もがんばろう』と思える存在だった。そんな匠海と20代半ばくらいになって、同じ映画でW主演を務めることができて感慨深い」としみじみ話した。
北村も「小さいころから同じ役を取り合ってきた、そして仲間である大志とW主演をやることができたのは『なんでだろう』と考えると、たぶんユウスケと<僕>が表裏一体で1つだから、僕たち2人がこの映画で主演をやれているのかな」と自分たちの関係性を役柄に投影しつつ、「こういう形で僕らが共演するのが宿命というか運命というか。この作品でよかった」と笑顔を見せていた。