米16歳少女、新型コロナ感染疑惑をSNS投稿 混乱招いたとして警察が「逮捕する」と“脅迫”か
米国で16歳の少女のSNS投稿を巡る騒動に波紋が広がっている。
SNSに新型コロナウイルスに感染していたと投稿、警察沙汰の騒動へ発展
米国で16歳の少女のSNS投稿を巡る騒動に波紋が広がっている。
米メディア「FOXニュース」が報じたところによると、少女が新型コロナウイルスに感染した疑惑があることをSNSで報告したところ、警察から「削除しないと逮捕する」と言われたという。これに対し、少女とその両親は、逆に脅されたとして、その保安官を訴えたのだ。
少女は米ウィスコンシン州に住むアミーヤ・コーホンさん。訴訟によると、アミーヤさんは3月上旬に高校の友人と、オーランドのディズニーワールドに旅行に行った時に新型コロウイルスに感染した時と似たような呼吸器疾患を発症した。
3月26日(日本時間27日)に検査を行い、陰性と診断されたが、医師からは陽性反応が出る期間を過ぎていて、感染していた可能性が高いとも伝えられたという。
これについて、アミーヤさんは検査を行った3月26日(同27日)に「1日半入院して帰宅しました。まだ、治療は続いていますが、新型コロナウイルスから回復しました」と自らのインスタグラムに投稿。病院で酸素マスクをつける自身の写真を添えた。
だが、その翌日には警察がアミーヤさんの自宅を訪問し、アミーヤさんと両親に投稿を削除しないと治安紊乱行為(社会の秩序や風紀を乱す行為)の罪で逮捕すると迫ったという。
これに対し、アミーヤさんらは脅されたと訴えているのだが、警察側の代理人の弁護士は、逮捕すると脅してはいないと主張し、「(アミーヤさんのメッセージが)学校内で不安とパニックを引き起こした。根拠のないパニックを避けるために衛生担当者の依頼を受けて対応した」と説明している。