「すずめの戸締まり」初登場首位、累計興収18億円突破 今後は世界199の国と地域でも配給
12日と13日の全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)が14日に発表され、新海誠監督最新作「すずめの戸締まり」(東宝)が、土日2日間で動員98万3000人、興収13億8600万円をあげ、初登場1位を飾った。
12日と13日の全国映画動員ランキング
12日と13日の全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)が14日に発表され、新海誠監督最新作「すずめの戸締まり」(東宝)が、土日2日間で動員98万3000人、興収13億8600万円をあげ、初登場1位を飾った。
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日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描いた冒険物語。1700人を超えるオーディションから抜てきされた原菜乃華が主人公・岩戸鈴芽の声を担当し、扉を閉める旅を続ける“閉じ師”の青年・宗像草太役を「SixTONES」の松村北斗が務め、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉らも声優として参加している。
公開3日間の累計成績(11月7日実施のIMAX先行上映分含む)は、動員133万人、興収18億8400万円となり、この成績は「君の名は。」(興収250.3億円)対比で動員138.7%、興収147.4%、「天気の子」(興収141.9億円)対比で動員114.9%、興収114.7%と、新海監督作品史上ナンバーワンのロケットスタートとなった。今後は世界199の国と地域での配給も決定している。
2位には、マーベル・シネマティック・ユニバースの作品として世界的ヒットを記録した「ブラックパンサー」の続編「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」(ディズニー)が、土日2日間で動員20万1000人、興収3億2700万円をあげ初登場。公開3日間の累計成績は、動員30万人、興収4億9000万円を超えている。偉大な王/ブラックパンサーを失ったワカンダに、海帝国の王ネイモアの脅威が迫る。ライアン・クーグラーが引き続き監督を務め、レティーシャ・ライト、アンジェラ・バセットらが続投している。
公開15週目を迎えた「ONE PIECE FILM RED」(東映)は3位となったが、累計成績は動員1316万人、興収182億円を突破。「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」(松竹)は、公開11週目ながら前週より更に順位を上げ4位となった。5位の「カラダ探し」(ワーナー)は、累計で動員83万人、興収10億円を突破。
新作では、中江裕司監督が沢田研二を主演に迎え、水上勉の料理エッセイを原案とした「土を喰らう十二ヵ月」(日活)が7位に、井上荒野の同名小説を寺島しのぶと豊川悦司共演で廣木隆一監督が映画化した「あちらにいる鬼」(ハピネットファントム・スタジオ)が9位にランクインした。