内村航平、テレ朝「世界体操」で初の“伝える側”に 「今からワクワクしています」
テレビ朝日系で独占放送される「世界体操イギリス・リバプール2022」に、体操界の“キング”内村航平がスペシャルゲストとして出演することが決定した。
「世界体操イギリス・リバプール2022」に出演決定
テレビ朝日系で独占放送される「世界体操イギリス・リバプール2022」に、体操界の“キング”内村航平がスペシャルゲストとして出演することが決定した。
「世界体操イギリス・リバプール2022」では、メインキャスター・松岡修造とプレゼンター・知念侑李(Hey! Say! JUMP)が、5度目のタッグらしく息の合ったかけあいで体操ニッポンを全力応援していくが、体操歴30年、前人未到の境地を経験した内村が、人生で初めて“伝える側”に立って競技を見つめる。
内村は、五輪4大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ、2020年東京)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得。また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む、21個のメダル(金メダル10、銀メダル6、銅メダル5)を獲得、国内大会ではNHK杯個人総合10連覇、全日本選手権個人総合でも10連覇を達成するなど数々の金字塔を打ち立て、“史上最高の体操選手”の名をほしいままにしたレジェンドだ。
そんな内村が今回の「世界体操」で、初めて“伝え手”として参加する。また、内村とともにリオデジャネイロ五輪で団体金メダルに輝いた白井健三、東京五輪で日本の女子選手として初めて個人種目でメダルを獲得した村上茉愛も、解説を担当することが決定した。
内村航平のコメントは以下の通り。
――初めて“伝える側”となって世界体操に臨むお気持ちを教えてください。
「何を伝えようかなって、今からワクワクしています。彼らの合宿も見てきたので、選手がどれだけ努力をしてきたか、どんなところに気をつけているのか、僕自身の経験を含めて、自分が見て感じたことをお伝えできたらいいかなと思っています」
――ご自身にとって『世界体操』はどのような大会ですか?
「やっぱり、個人総合よりも団体で勝ったときの喜びが印象に残っています。僕自身が世界一となって輝いてきた舞台ですので、“次は君たちが輝いてくれ”と出場選手たちを応援する思いですね」
――今大会のみどころを教えてください。
「東京五輪以来、初となる団体戦がある世界選手権であり、ルール変更後初めての世界大会なので、新しいルールでどこまで難しい技が出るのか、日本がどこまで世界一に近づけるかに期待したいですね。パリ五輪の出場枠についてはみんな当たり前だと思っているので、誰も目指していないと思うんですよ。とにかく自分たちが今、世界でどれくらいの位置にいるのか、パリ五輪で金メダルを獲得するために自分たちがどの状態なのか把握するための大会だと思います」
――今大会では“団体”も行われますが、団体があると選手の心意気は違うものでしょうか?
「もちろん違いますね。団体があると、より“一致団結感”が強く、楽しさがあります。また、団体で勝つことがその後の個人総合、種目別と流れを作るので、体操ニッポンとしても、“体操=日本のお家芸”であることを世の中に発信するために結果を残さなければいけない、最も大事なところだと思います」
――新エース・橋本大輝選手に期待するところは?
「結果はあまり気にしないでほしい。“橋本大輝らしい演技”を世界選手権の舞台でできるかどうか、それだけですね。彼は全種目、難度が高いことをやるので、僕は“攻めの演技”こそ大輝らしさだと思っています。僕自身もいかに“内村航平らしさ”を世界選手権で出せるかが結果につながってきたと思うので、同じ立場にいると思うし、彼らしい演技ができれば日本チームとしてもいい流れが作れるはず。彼にはいろいろ期待してしまいますが、自分を見失わずにやってほしいなと思います」
――メインキャスター・松岡修造さん、プレゼンター・知念侑李さんの印象は?
「修造さんの印象は……あのまんまです(笑)。とにかく熱い。部屋にいるだけで分かりますからね。知念くんはすごく知的なのにどこかミステリアスな印象があります。でも僕は知念くんのお父様に体操を教えてもらったというつながりがあるので、ぜひ一緒に盛り上げていけたらいいなと思っています。そして修造さんの圧に負けないように発信していけたらいいなと思っています(笑)」