20年間クルマに乗らなかったのにスープラで“覚醒” 総額1000万円で徹底カスタムにも仰天
20年間全く車に乗らなかったスポーツカー愛好家が、再び“覚醒”した。トヨタ「GRスープラSZ-R」を華麗に乗りこなすのは、50代のオーナー・マロンさんだ。カスタムにも徹底的にこだわり、車体価格を含めて驚きの総額約1000万円。数奇のカーライフは一体どんなものなのか。
20代の頃は80スープラ、S13シルビアや180SXを駆った
20年間全く車に乗らなかったスポーツカー愛好家が、再び“覚醒”した。トヨタ「GRスープラSZ-R」を華麗に乗りこなすのは、50代のオーナー・マロンさんだ。カスタムにも徹底的にこだわり、車体価格を含めて驚きの総額約1000万円。数奇のカーライフは一体どんなものなのか。
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流線形がお気に入りの1台。2020年に640万円で購入した。「GTウイングを付けたくて」とバリスのエアロパーツを導入し、他にはホイール・タイヤ、カナード、HKSのマフラー、車高調はちょっと下げて調整しており、今度はブレーキを強化予定。どんどん進化させている。「ほぼ毎週、箱根の峠に走りに行っているんです。『ボボボボ』というバブリング音が快感なんですよ」とうなずく。
独自のカーライフを歩んできた。20歳で免許を取って、20代はS13シルビアや180SX、80スープラを次々と走破した。ところが、無類のスポーツカー好きは、30歳になってまさかの“車なし生活”に。「若い頃は仕事が終わってから夜に走りに出ていましたが、夜にお酒を飲むようになって、いったん離れたんです」。その期間は20年間。交通手段はタクシーやバスで移動し、車には「全く乗らなかったんです」。バイクのツーリングに夢中になったという。
再び車に戻ることになったのは、「バイクは冬は寒くて、夏は暑い。そろそろ車に乗ろうかなと思っていた頃に、新しいスープラが出ることを知ったので、じゃあ買おうと思ったんです」とのことだ。
納車まで8か月の期間があった。当初はレンタカーで練習して勘を取り戻そうと思ったが、結局納車まで一切乗らなかった。「GRスープラを最初に運転した時は、少し狭い運転席に圧迫感があって、鼻が長いデザインなので、運転にちょっと怖さを感じました。でも、距離を走っていくと慣れてくるんですよ。今ではすっかり感覚を取り戻しましたよ」。現在はスープラのイベントにも積極参加。「いろいろいじっているクルマを見る中で影響されて、自分のクルマはこうなっちゃったかも(笑)」。若い頃に走りまくった当時を思い出しながら、ドライブを存分に満喫。ツイッターで愛車の雄姿を発信しており、自慢の1台を目いっぱいにかわいがっている。