「カーセンサー」若き女性編集長が“ごつい”アメ車を愛する理由 彼氏とケンカ中に購入
車業界の専門家は、実際にどんな車に乗っているのか――。ENCOUNT編集部は、この素朴な疑問に答えるべく、日本最大級の中古車情報メディア「カーセンサー」編集部員の愛車を“徹底調査”。今年4月に新編集長に就任した井上恵利さん(32)は、ジープ・ラングラーがお気に入りだ。若き女性編集長が、“ごつい”車を愛する理由とは。
貴重な純正カラーを中古でゲット 今年4月に新編集長に就任
車業界の専門家は、実際にどんな車に乗っているのか――。ENCOUNT編集部は、この素朴な疑問に答えるべく、日本最大級の中古車情報メディア「カーセンサー」編集部員の愛車を“徹底調査”。今年4月に新編集長に就任した井上恵利さん(32)は、ジープ・ラングラーがお気に入りだ。若き女性編集長が、“ごつい”車を愛する理由とは。(取材・文=吉原知也)
愛車「ジープ・ラングラー(TJ型・サハラ・ハードトップ)」は、2020年12月に購入。新車時価格は330万円で、中古での購入価格は98万円だった。
32歳ながら、カーセンサー編集長の役職に就き、ウェブメディア「日刊カーセンサー」の企画・編集・プロデュースも担うエース。井上さんの最大のこだわりポイントは、“純正仕様”だ。色は純正色の「ディープベリルグリーンパールコート」といい、「オールペン(全塗装)、カスタム済み物件が多い世代ですが、貴重なほぼノーマルな純正カラー物件にこだわって買ったことです」と、熱い思いを示す。
クルマ好きにとって、“ひと目ぼれ”の即決なのか、熟考の結果なのか、購入の決め手は分かれることだろう。井上編集長の場合は、そのどちらでもない「勢い」だという。
「スクエアで直線的な見た目のSUVが好みだったのですが、その中でも定番は避けたかった。定番=人気で、必然的に値段が高く、手が出せないし、ちょっと面白くないかなと思ったからです。だから、安くて『こだわりがありそうな人だと思われそうなクルマ』というテーマで探しました。そんな感じで熟慮し、スズキの初代エスクードとラングラーの2車種まで絞って、急ぐわけでもなく吟味してたある日、彼氏と、クルマとは全然関係ないことでケンカしまして。むしゃくしゃしているところに、カーセンサーの新着通知でこのTJラングラーがピロンと。『自分が捨てられた時のために』と勢いでその子の購入を決めました(笑)」とのことだ。人生の機微が影響したチョイスと言える。