【RIZIN】サトシ、ケースにリベンジ成功「2年前は自信がなくて、今の自分とは違う」

王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)がジョニー・ケース(米国)に1R、3分32秒、アームバーでタップを奪い、2度目の防衛を果たした。

勝利しベルトを巻くホベルト・サトシ・ソウザ(中央)【写真:山口比佐夫】
勝利しベルトを巻くホベルト・サトシ・ソウザ(中央)【写真:山口比佐夫】

「湘南美容クリニック presents RIZIN.35」ライト級タイトルマッチ

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.35」(2022年4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)ライト級タイトルマッチ、RIZIN MMAルール、5分3R(71キロ)

 王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)がジョニー・ケース(米国)に1R、3分32秒、アームバーでタップを奪い、2度目の防衛を果たした。

 一瞬の出来事だった。サトシはこのときを狙っていたのかのごとく、飛び三角へ。ケースがグラウンドに崩れる。そこからタップアウトまでは早かった。

 1R序盤、サトシは右ストレートなどの打撃でケースをけん制した。このまま打撃戦にいくのかと思われたが、トリッキーな攻めが試合の流れを変えた。

 サトシはこれで14勝1敗。唯一の敗戦は19年10月の「RIZIN.19」でケースにつけられたもの。昨年6月の「RIZIN.28」でトフィック・ムサエフからライト級のベルトを奪った。大みそかには矢地祐介の挑戦を退け、ベルトを守っていた。

 元UFCファイターのケースは、19年大みそかにムサエフに敗れて以来のRIZIN参戦だった。

 試合後のインタビューでサトシは極め技に言及。「ジムでよく練習をやっていましたね。矢地とやったときとほとんど同じ、あの時はアメリカーナから。今回は違った」。打撃でも引くことはなかった。

 試合内容には「負けたことあるから本当にうれしいです。2年前にやったときは、まだまだ自信がなくて今の自分とは違う。KOは難しいけれど、スタンディングで恐れてはいなかったです」と振り返った。

 また公開計量から変わった金髪姿について意外な裏話も。「昨日の夜、奥さんとマネジャーがうるさくて、金髪にさせられた……。本当は試合に集中したかった」と苦笑いで明かしていた。

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