川栄李奈が3代目ヒロインのひなたを演じるNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」（月～土曜、午前8時）。第16週ではひなたが条映太秦映画村でアルバイトとして働くことになった様子が描かれた。21日から放送される第17週では、進路に悩むひなたが結局どんな道に進むのか注目される。見どころを探った。

（以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　NHKによると、条映太秦映画村で夏休みの間アルバイトをしていたひなた（川栄）は、「破天荒将軍」の撮影現場で女優の美咲すみれ（安達祐実）の機嫌を損ねてしまう。ひなたを止めようとした大部屋俳優の五十嵐（本郷奏多）は、かえってさらに大きなトラブルを引き起こし、撮影は中断。しかし、そんな2人の時代劇愛に心を動かされたすみれは、新たな気持ちで次の仕事に向かう展開になるという。

　そんなひと夏の経験を経たひなたはついに自分の進む道を決め、条映太秦映画村に就職することに。働き始めたひなたは、すみれの世話をしたり、撮影の見学をしようと群がるお客さんの対応をしたりと大忙し。大部屋俳優の五十嵐はふん装バイトをしながら虚無蔵（松重豊）に稽古をつけてもらい、腕を磨いている。そんな時、テレビ時代劇で活躍する桃山剣之介（尾上菊之助）が条映太秦映画村のCMに出演する話が持ち上がるという。

　ひなたは就職が決まり、大好きな時代劇に関わる仕事にたずさわることになる。さらに職場には、同じく時代劇を愛する五十嵐も身近にいる。2人の距離が今後、どうなっていくのか見守りたい。また、テレビ時代劇で活躍する桃山が条映太秦映画村のCMに出演する話が持ち上がるというが、ひなたを含め、どんな人がどう関係して展開していくのか気になる。ひなたの時代劇愛が自身の仕事やさまざまな人との出会いを導き、温かい関係を紡いでいる。条映太秦映画村で働くことになり、ひなたの行動範囲が広がったことで今後の新たな出会いにも注目したい。