23年卒の就活本格化 2月は8割超が「インターンや就職準備を行う」と回答
マイナビが2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生3507人を対象に「マイナビ2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」を実施。23年卒の就職活動が本格的に始まっている様子が分かった。
2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生3507人を対象に調査
マイナビが2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生3507人を対象に「マイナビ2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」を実施。23年卒の就職活動が本格的に始まっている様子が分かった。
調査は22年1月20日~31日の期間、23年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生を対象にウェブアンケートで実施。文系男子665人、理系男子696人、文系女子1364人、理系女子782人の合計3507人から有効回答を得た。
1月の状況について「インターンシップ参加や就職活動の準備と、学業・定期試験の両立で悩んだり苦労したことはあるか」という質問では、69.9%の学生が「ある」と回答。2月の予定については、「インターンシップに参加したり就職準備を行う」が82.9%で、定期試験が落ち着く2月に就活準備を進める予定の学生も多いようだ。
「現在の就活準備レベル」を自己採点してもらったところ、平均は39.9点(前月比1.4ポイント減)。就職活動が本格化する3月を目前に、気を引き締め自己評価を若干厳しめにしていることや、定期試験シーズンであったことも背景にあると考えられる。一方で、2021年7月時点と比較すると、低評価(「0点~20点(全くできていない)」と「21点~40点(あまりできていない)」の合計)は17.1ポイント減少しており、着実に準備を進めている様子もうかがえる。
志望業種や企業、職種、大事にしたい価値観などの就職活動の方向性について、「固まった」と回答した割合は49.5%。文理でみると、「固まった」は文系で45.1%、理系では56.7%だった。理系学生は一般的に自身の専攻領域と志望業界を関連付けて活動を行う傾向にあることから、文系学生より方向性を固める時期が早かったと思われる。
今回の調査結果を受け、調査を担当したマイナビキャリアリサーチラボ研究員の長谷川洋介氏は「3月の就活スタートが目前に迫り不安を抱える学生も多いと思いますが、そういうときこそ一人で抱え込まず、インターンシップに参加して他の学生と交流したり様子を見てみたり、大学のキャリセンターを活用し相談するなど、アクションを起こしてもらいたいと思います」とアドバイスしている。